
Amazon Echoってたくさん種類があるの?
それぞれ、どんな違いがあるんだろう?
機能や特徴は?
Amazon Echoは種類が多いので、選択肢が多いのは良いトコロ。
ただ、「製品が何種類もあって、どんな違いがあるのか?」と、情報を集めるのも大変だったりするかもしれません。
そこで、本記事では、初心者でもわかりやすく、Amazon Echoの各製品のスペックや特徴を、徹底的に解説していきます。
- Amazon Echoの種類は何種類か?【結論:11種類】
- Amazon Echo選び方のポイント
- 各製品のスペックや特徴を徹底比較
- 各製品がどんな人に向いてるのか
Amazon Echo製品の種類一覧
2025年11月現在、販売されているAmazon Echo製品は全11種類。
製品の一覧がこちらになります。
Amazon Echo選び方のポイント
まずは、Amazon Echoを選ぶ際のポイントをお伝えしていきましょう。
見るポイントとしては、以下4つに集約できるかと。
- 価格
- 音質
- ディスプレイ
- スマートホームハブ
それぞれ、もう少し詳しく解説していきましょう。
価格
Amazon Echoの価格帯は、5980円~47980円までと幅広い。

どれを買っても、全ての製品にアレクサ機能は付いていますよ。
あとは、機能の違いや、音質、ディスプレイの有無などで、価格が違います。
安く買いたいと思うなら、年中実施されている、Amazonのセールを狙って買うのが良いですね。
時には半額近くまで値引きされることもあるので、要チェックです。
音質
アレクサで、日常的によく使う機能のひとつは「音楽を聴くこと」かと思います。
Amazon Echoには、スタンダードな音質のものから、プレミアムな音質を楽しめる製品まで、ラインナップが充実しています。
ご自身の求める音質と、価格のバランスをに合わせて検討すると良いですね。
「アレクサで音楽を楽しむ方法」については、こちらの記事がお役に立てるかもしれません。
ディスプレイ
Amazon Echoの中でも、「Echo Showシリーズ」には画面が付いているので、「音声+タッチ操作」が可能となり、使い方が広がります。
Prime VideoやYouTubeなどの動画コンテンツを画面で見られるし、画面で商品を見ながらAmazonショッピングもできちゃう。
どうしても音声だけでは伝わらない、文章や画像を観ながら音声操作できるので、便利さが広がるのは間違いありませんね。
ディスプレイ付きの「Echo Show5とEcho Show 8」については、こちらで詳しく解説しているのでご参考に。
スマートホームハブ
まず前提として、Amazon Echoは全ての製品で家電との連携が可能です。
たとえばこんなことができるということですね。

アレクサ、電気つけて

はい→電気がつく
Amazon Echoは、スマートホームハブを搭載している製品と、していない製品があります。
ややこしいので、先に結論を言ってしまいますと。
先に結論
「Amazon Echo」は全製品で家電と連携できます

つまり、「スマートホームハブが付いているか?」と悩む必要はありませんね。
こう解説する理由はこちら。
- スマートホームハブ搭載製品:アレクサに対応しているスマート家電を連携すれば、家電を音声操作できる。
- スマートホームハブ搭載していない製品:別売の「スマートリモコン」を使えば簡単に家電連携ができる。
スマートスピーカーに内蔵されたネットワークハブ機能(中継機)のこと。
ネットワークに接続されたスマートスピーカーの指示を、家電に伝えることができる。
ただし、スマート家電(無線接続)でなければ連携できない。
スマートスピーカー非対応の家電(直近15年前くらいまでの赤外線リモコンで動く家電)でも、スマートスピーカーと連携すれば、音声で家電が操作できます。
IoT家電とも呼ばれ、スマートスピーカーと連携する無線機能(Bluetooth)があらかじめ備わった家電(エアコン、照明など)のこと。
つまり、「スマートホームハブ」「スマートリモコン」の連携では、こんな違いがあるんですね。
- スマートホームハブで連携→スマート家電とのみ連携可能
- スマートリモコンで連携→ほぼ全ての家電(赤外線リモコンを使用する機器)で連携可能
ぶっちゃけ、スマートリモコンで既存の家電と連携するのがコスパが高いと言えるでしょう。
なにせ、ほぼすべての家電と連携ができますからね。
ただこんなケースなら…。

アレクサ対応のスマートホーム家電が既に家にあるから、せっかくなら活かしたいわ
「スマートホームハブ」で連携してもいいかもしれませんね。
このあたりを踏まえつつ、「スマートホームハブ」が要るのか要らないのかを確認すれば良いでしょう。
「Amazon Echo」と「家電の連携方法」については、こちらの記事にて詳しく解説しているので、ご参考に。
【2025年11月最新】Amazon Echo 全ラインナップ比較

ふむ、製品の種類は11種類あるのか。
選び方で見るポイントも、だいたいわかった。
じゃー各製品のスペックや特徴の違いは?
ちょっと前置きが長くなりましたが、Amazon Echo各製品で、それぞれどういう違いがあるのか、ご紹介していきましょう。
わかりやすく、各製品のスペックや特徴を表でまとめています。
スマートスピーカー(ディスプレイ非搭載タイプ)
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| 製品名 | Echo Pop | Echo Dot 第5世代 | Echo 第4世代 | Echo Dot Max | Echo Studio【2025年モデル】 |
| 価格 | ¥5980 | ¥7480 | ¥11980 | ¥14980 | ¥39980 |
| 発売日 | 2023年5月31日 | 2023年2月14日 | 2020年10月22日 | 2025年10月29日 | 2025年10月29日 |
| スピーカー | 1.95インチスピーカー | 1.73インチスピーカー | 3.0インチウーファー 0.8ツイーターx2 | 2.5インチウーファーx1 0.8ツイーターx1 ロスレスHD ルームアダプション | 3.75インチ高偏位ウーファー x1 フルレンジドライバー x3 ルームアダプション |
| 音質 | 普通 | 普通 | 良い | 良い | 非常に良い |
| カメラ | なし | なし | なし | なし | なし |
| 大きさ | 99x83x91mm | 100x100x89mm | 144x144x133mm | 109x109x99mm | 155x142x148mm |
| 重さ | 196g | 1037g | 940g | 505g | 1632g |
| オーディオ出力 | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (3.5mm入出力あり) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) |
| モーションセンサー | なし | あり | あり | あり | あり |
| 温度センサー | なし | あり | あり | あり | あり |
| 照度センサー | なし | なし | なし | あり | あり |
| スマートホームハブ | なし | なし | あり | あり | あり |
| 特徴 | コンパクト エントリーモデル カラーバリエーション豊富 低価格 | コンパクト 各種センサー搭載 タップ操作 | 高音質 Dolby Audio 各種センサー搭載 | 最新モデル 音質向上 各種センサー搭載 | 最新モデル シリーズ最高音質 Dolby Atmos 各種センサー搭載 |
スマートディスプレイ(ディスプレイ搭載タイプ)
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| 製品名 | Echo Spot | Echo Show 5 第3世代 | Echo Show 8【2025年モデル】 | Echo Show 11【2025年モデル】 | Echo Show 15 第2世代 | Echo Hub 第1世代 |
| 価格 | ¥11480 | ¥12980 | ¥34980 | ¥39980 | ¥47980 | ¥25980 |
| 発売日 | 2024年7月9日 | 2023年8月8日 | 2025年11月12日 | 2025年11月12日 | 2024年11月21日 | 2024年2月22日 |
| ディスプレイ | 2.8インチ | 5.5インチ | 8.7インチHD | 11インチフルHD | 15.6インチフルHD | 8インチ |
| スピーカー | 1.73インチスピーカー | 1.6インチスピーカー | 2.8インチウーファーx1 フルレンジドライバーX2 | 2.8インチウーファーx1 フルレンジドライバーX2 | 2.0インチウーファーx2 0.6インチツイーターx2 | デュアルステレオ |
| 音質 | 普通 | 普通 | 良い | 良い | 良い | 普通 |
| カメラ | なし | 2メガピクセル | 13 MP 自動フレーミング機能 | 13 MP 自動フレーミング機能 | 13 MP 自動フレーミング機能 | なし |
| 大きさ | 113×103x111mm | 148x86x73mm | 208x127x150mm | 255x127x182mm | 408x257x36mm | 202x137x15mm |
| 重さ | 405g | 403g | 1049g | 1302g | 2300g | 365g |
| オーディオ出力 | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) | Bluetooth接続 (イヤホンジャックはなし) |
| モーションセンサー | あり | あり | あり | あり | なし | あり |
| 温度センサー | なし | なし | あり | あり | なし | なし |
| 照度センサー | なし | なし | なし | なし | なし | あり |
| スマートホームハブ | なし | なし | あり | あり | なし | あり |
| 特徴 | コンパクト 小型ディスプレイ ミドルクラス | 人気商品 ユーザーが多い ちょうど良いサイズ感 コスパ高 | 最新モデル 音質向上 カメラ性能向上 | 最新モデル 音質向上 カメラ性能向上 | ディスプレイ付き 大きな画面 リビングに最適 Fire TV機能搭載 多機能 | ディスプレイ付き 大きな画面 スマートホーム操作特化機能 |
Amazon Echo各製品の特徴

大まかなスペックの違いはわかったよ。
でも、もうちょっと詳しく特徴を知りたいな。
より細かな特徴を、解説していきます。
最初にお伝えしておくこととして、ご紹介する製品はすべて、アレクサの機能が使えますよ。
1.Echo Pop
「Echo Pop」は「Echoシリーズ」のエントリーモデルで、値段も最も低価格となっていますよ。
主な特徴は以下のとおり。
大きさは、ちょっと大きなマグカップくらいのコンパクトさ。
形も半球のようなカワイイ形をしていて、インテリアにも馴染みそうです。
カラーバリエーションが名前のとおり”POP”で、4色がラインナップされていますよ。
- グレーシャーホワイト
- チャコール
ティールグリーンラベンダー
小型ながらスピーカーにも改良が加えられています。
「Echo Dot 第5世代」では「1.75インチスピーカー」なのに対し、「Echo Pop」は「1.95インチスピーカー」と大きくなっています。
音質に強いこだわりがなければ、必要十分の音質かと。
2.Echo Dot(第5世代)
「Echo Dot 第5世代」は「価格」「機能」共に、ちょうど良い「スタンダードモデル」といったところ。
主な特徴は以下のとおり。
利用ユーザーも多く、口コミもたくさんあるのも良いトコロじゃないでしょうか。
カラーは「ホワイト」「ブラウン」「ブルー」の3種類があり、形は球状で、見た目にもオシャレですね。
音質については、こちらも「強いこだわりがなければ十分」なレベルかと。
「Echo Dot 第5世代」には「モーションセンサー」と「温度センサー」が搭載されており、たとえばこんな使い方ができます。
- 人がいることを感知すると自動でライトON
- 温度が25度を超えると自動でエアコンON
センサー類を使って自動化(スマートホーム化)したい場合は、こちらの方が便利ですね。
3.Echo(第4世代)
見た目が「Echo Dot 第5世代」と同じ球体形状で違いがわかりづらいですが、「音質向上とセンサー類が充実した上位モデル」といったところ。
主な特徴は以下のとおり。
「Echo Dot」は1.6インチスピーカー1つなのに対し、「Echo」は0.8インチツーイーター(2個)と3.0インチネオジウムウーファーが搭載されています。
Amazon Echoを利用する上で、最も使う機能は、おそらく音楽を聴くこと。
Echo 第4世代なら、音楽を高音質で楽しめます。
「価格は抑えつつ、キレイな音質で音楽を聴きたいな」と考えるなら、オススメの製品ですね。
スピーカーシステム高温部を受け持つスピーカーユニットで、名称的には小鳥のさえずり声(Echoでは”Tweet”)から付けられた。
低音域を受け持つスピーカーユニットをウーファー、あるいはウーハーと呼ぶ
また、「モーションセンサー」「温度センサー」も搭載されているので、自動化(スマートホーム化)するのも便利です。
4.Echo Dot Max【2025年モデル】
「Echo Dot Max」は2025年10月に発売された新しいモデル。

Echo Dot 第5世代の手軽さは魅力的だけど、音楽を聴くならもう少し音質にこだわりたい…
かといって、最上位のEcho Studioは価格もサイズも少しオーバースペックかも…
「Echo Dot Max」は、そんな方に「ちょうど良い」製品かと。
主な特徴は以下のとおり。
Echo Dot Maxの最大の魅力は、音質が向上したこと。
「Echo Dot Max」は、「Echo Dot 第5世代」のコンパクトさを引き継ぎつつ、音響設計を根本から見直した新しい高音質モデル。
「ウーファー」と「デュアルツイーター」、「ルームアダプション技術」を搭載。
深みのある低音、細部までクリアな高音、臨場感あふれる音質を楽しめます。
スピーカーが「部屋の鳴り方」を聴き分ける賢い技術です。
壁や家具による音の反響をマイクが自動で分析し、リアルタイムで音質を補正。
Echoを部屋のどこに置いても、その部屋や場所に合わせて常に最適化された、クリアでバランスの良いサウンドを届けてくれます。
また、「温度センサー」や「モーション検知機能」も搭載。
音楽を聴いていない時でも、エアコンや照明を自動でオン・オフするなど、充実したスマートホーム機能を使えます。
「Echo Studioほどの空間オーディオは不要でも、Echo Dot 第5世代では音質が物足りない。」
そんな「音にもこだわりたいけれど、価格とサイズのバランスも重視したい」という方のニーズに応えてくれる一台かと。
5.Echo Studio【2025年モデル】
「Echo Studio」は、2025年10月に発売された、Echoシリーズの中で最高峰の音質を誇る製品。
主な特徴は以下のとおり。
「音楽や映画の出力音声など、最高音質で楽しみたい」という方に向いています。
端的に言えば、「クリアな歌声、映画はズシンと響く重低音。部屋のどこに置いても自動で音質を最適化し、Dolby Atmosで立体音響を楽しめる。」といったところ。
音質のこだわりを感じられるポイントは以下のとおり。
- フルレンジドライバー
- 高偏位ウーファー
- ルームアダプション技術
- Dolby Atmos
「フルレンジドライバー」は高域、中域、低域までを1基のスピーカーでカバーできます。
このため、より奥行きのある音質を表現。
「高偏位ウーファー」は通常のウーファーに比べ、内部のコーンの可動域が広くなっています。
これにより、通常のウーファーに比べて、より低い音域も音割れすることなく出力することが可能。
フルレンジドライバーでカバーしきれない低音も出力可能になります。
ルームアダプション技術は、部屋のどこに置いても、環境に合わせた最適な音響調整を自動で行ってくれます。
また、Echoシリーズで唯一「Dolby Atmos」に対応。
前後左右に加え「高さ」が加わり、音がより立体的に。
映画では、例えば戦闘機が本当に頭上を飛んでいるような感覚。
音楽ではライブ会場の中にいるような臨場感。
音で、その空間に没入するような感覚を楽しめるかと。
もちろん、アレクサの機能はすべて使えて、センサー類も充実しているので、スマートホーム連携も万全ですね。
従来の前後左右の音に加え、「高さ」の概念を取り入れた立体音響技術です。
音を特定のスピーカーから出すのではなく、空間内の「音のオブジェクト」として配置・移動。
頭上を含む、あらゆる方向から音が聴こえる、圧倒的な没入感と臨場感を生み出します。
6.Echo Spot
全面ディスプレイタイプの「Echo Show」と、音声に特化した「Echo Pop」の中間のような機種。
主な特徴は以下のとおり。
小さいながらもEcho Popより少し大きく、上側にディスプレイ、下側にスピーカーが配置されています。
コンセプトは「スマートアラームクロック」と呼ばれており、ディスプレイには「時間」「気温」「再生中の楽曲」などの表示と最小限の情報のみ。
でも、全くディスプレイがない状態と比べれば、インフォメーション的に視覚で確認できるのは便利ですね。
「Echo Show」には「フォトフレーム」「カメラ通話」「動画再生」など、全面ディスプレイを活かしたメディア機能が充実していますが、この「Echo Spot」ではこれらの機能は省かれています。
一方で、「スマートアラームクロック」の呼び名のとおり、「時間」「天気」「アラーム音」などのカスタマイズ機能は充実。
使い方としては「ベッドサイド」や「書斎」などで活躍できるかと。
7.Echo Show 5(第3世代)
「Echo Show 5」はディスプレイタイプのベーシックモデル。
主な特徴は以下のとおり。
5.5インチのタッチパネル画面が付いているので、音声操作だけでなく、タッチ操作や画面での解説など、活用方法や使いやすさが向上します。
「Prime Video」の視聴や「ビデオ通話」など、ディスプレイ付きならではのメディア機能が搭載されていて、活用方法も広がります。
ディスプレイ搭載モデルの中で、最も売れていて利用ユーザーが多いので、情報も多くて良いかと。
音声だけだと、このあたりは使いづらかったりもするので、便利なポイントですね。
スピーカーは1.65インチ 4Wスピーカーが付いており、「音質的にはEcho Dot(第5世代)以上、Echo第4世代未満」といったところ。
特にこだわりが無ければ、十分な音質かと。
また、「モーションセンサー」も搭載されているので、「人を感知したら家電を自動操作」ができます。
Echo Show 5については、こちらの記事にて、さらに詳しく解説していますよ。
8.Echo Show 8【2025年モデル】
2025年11月に発売された新モデル。
「Echo Show 5」のコンパクトさと、「Echo Show 15」の大画面・多機能さの、「中間」に位置するモデルです。
主な特徴は以下のとおり。
「Echo Show 5(第3世代)より大きな画面で使いたい」という方に最適かと。
また、「Echo Show 8」の前モデルから、ディスプレイ、プロセッサー、オーディオ性能が大幅に進化しています。
違うポイントは以下のとおり。
- ディスプレイの進化
- 「AZ3 Pro」プロセッサー搭載
- 「Omnisense」搭載
- タッチ操作が滑らかに
- 空間オーディオ
- 通信の最新規格「Wifi6E」対応
画面が8.7インチへと大型化し、解像度も向上したことで、Prime VideoやYouTubeなどの動画コンテンツをより鮮明に楽しめます。
また、自動色彩調整機能により、部屋の明るさや光源に合わせて画面の色合いを最適化してくれるのも嬉しいポイントですね。
以前のモデルでは、タッチやスワイプなどの操作が指に追従しないことがありましたが、「2025年モデル」では、かなり滑らかになり操作性がアップしています。
新たに「AZ3 Pro プロセッサー」と新設計のセンサー技術「Omnisense 」が搭載されており、よりアレクサが賢くなっています。
具体的にはこんな性能が向上していますよ。
- 「アレクサ」の呼びかけへの反応が良くなる
- 言葉の聞き間違いが減る
- 会話の遅延(タイムラグ)が短縮
- カメラ認識向上による人の識別制度が上がる(パーソナライズ機能精度アップ)
- 動作の認識向上による、動作と音声の組み合わせで指示を読み取る
- モーションセンサー向上により、家電や音楽などの定型アクションの認識アップ
こんな感じで、より複雑な指示や質問にも対応できます。
スピーカーも刷新され、空間オーディオに対応。
映画や音楽を、より臨場感あふれる音質で楽しめます。
最新の通信規格であるWi-Fi 6Eに対応しているので、より高速で安定した通信が可能になっています。
「程よい画面サイズ」と「高いエンタメ性能・処理能力」のバランスを求める人に最適な一台かと。
9.Echo Show 11【2025年モデル】
こちらも「Echo Show 8」同様、2025年11月に発売された新モデル。
主な特徴は以下のとおり。
「Echo Show 8」より大画面の「11インチディスプレイ」を搭載しています。
リビングで家族で使用したり、1画面により多くの情報を表示させたい、という方にオススメなモデルですね。
機能やスペック、性能アップポイントは、基本的に「Echo Show 8」と同じです。
なので「Echo Show 8」との違いは以下2つ。
- 画面サイズが11インチで大きい
- フルHD(1920×1200)
10.Echo Show 15
「Echo Show 15」はシリーズ最大の15.6インチフルHDディスプレイを搭載した、壁掛け式のスマートディスプレイです。
主な特徴は以下のとおり。
デザインが額縁のようになっていて、リビングのオシャレなインフォメーションパネルとでも言えるでしょうか。
「Echo Show 15」は家族みんなで使用するのに最も適したモデルと言えるかと。
「Echo Show 15」の他製品にはない魅力がこの2つ
- カスタマイズできるウィジェット機能
- 顔認証でプライベートな情報を確認できる(Googleカレンダーなど)
ウィジェットとは、画面に常時表示されているショートカット機能のことです。
「Echo Show 15」は、このウィジェットを自分好みにカスタマイズできるので、情報の確認や、アプリ立ち上げなど、快適に使えるよう工夫されています。

たとえば、以下のような情報を表示できますよ。
- 最近使ったアプリ
- よく使うスマートホーム
- Googleカレンダー
- 写真
- やることリスト
- 買い物リスト
- Amazon Music
- Prime Videoのウォッチリスト
- 天気
- 予定・リマインダー
- 付箋
- アレクサの活用方法
また、「顔認証」で「その人」ごとの情報を表示できるプライベート機能があり。
たとえば、画面の前で顔が認識されると、その人の「Googleカレンダー」の情報が確認できたりします。
「アレクサとGoogleカレンダー」の連携方法はこちらの記事にて解説していますのでご参考に。
設置は基本的に壁掛けで、縦掛け、横掛け、ができます。
スタンドを用意すればカウンターなどに置くこともできますよ。
自宅家電の一括管理でスマートホーム化することができますし、自宅前カメラと接続すれば「テレビドアホン」にもなります。
11.Echo Hub 第1世代
Echo Hubは他製品とは毛色が違い、「スマートホームコントロールパネル」というコンセプトの製品。
主な特徴は以下のとおり。
簡単に言えば、家中のスマートホーム製品を一括で操作するための専用デバイス。
もちろんアレクサ機能搭載なので、声掛けで操作することができます。
でも、それなら他の製品も同じ機能が搭載されてますので、こう感じる人も多いでしょう。

他のアレクサ製品と何が違うの?
Echo Hubが他製品と違う大きなポイントは「スマートホーム機能に特化している」ということ。
具体的にはこんな感じです。
- ホーム画面に接続されているスマートホーム製品のボタンが常駐している
- ホーム画面にインフォメーション情報は表示されない
画面に常時スマートホーム製品のボタンが表示されているので、家電をすぐに操作しやすいよう設計されています。
家電との連携は他機器でも可能ですが、ホーム画面に連携家電の情報を集約(ウィジェット)することで、より快適にスマートホーム機能を使える、といったところ。
他の「Echo Show製品」だと、「今日は何の日」とか「人気のスキル」など、インフォメーション情報が流れていますが、これらの機能はそぎ落とされています。
逆に言うと、違いはこれだけですね。
正直なところ、便利な機能などが省かれてしまっていて残念な感じが否めません。
- スピーカー性能は普通
- カメラがなくて顔認証でのユーザーごとのコンテンツ表示ができない
- カメラがなくてビデオ通話ができない
- 「Prime Video」や「YouTube」などのコンテンツは観れない
- ウィジェットのカスタマイズ範囲が限定的
- スマートホームデバイスの設定はできない(設定はスマホのアレクサアプリ)
ちょい辛口ですが、こんな感じでスペックダウンが否めない上、わりと高価格帯です。
それなら、「Echo Show 8」「Echo Show 11」「Echo Show 15」を選んだ方が良いかと。
理由は、同じように家電連携できて、スマートホーム管理画面を常駐できます。
さらに、「PrimeVideo」などのコンテンツが楽しめて、ビデオ通話もできるのです。
今後のアップデートなどで改善はするかもしれませんが、筆者としては「あえてEcho Hubを選ぶ理由はないかな」というのが、率直な感想。
まとめ
Amazon Echoは、大別すると「ディスプレイが有るか、無いか」。
2025年11月現在、全部で11種類の製品があります。
解説した特徴から、ご自身が求める機能や性能を吟味しつつ選んでみてはいかがでしょうか?
こちらの記事では、Amazon Echoに「求める機能別」に、ピッタリな製品をご紹介しています。
どうしても、「どれを選べばよいかわからない」という時は参考にしてみては?



















