アレクサと家電を連携して音声操作で使う4つの方法【しくみも解説】

使い方
ギモンがある人
ギモンがある人

アレクサと家電を連携すると、声をかけるだけで家電操作ができるらしい。

自分もやってみたいけれど、どんな使い方ができるのかな?
連携のやり方とかよくわからないので教えてほしい。

この記事では、「アレクサと家電を連携する方法」についてご紹介していきましょう。

正確には、「アレクサ」はAIの名前で、入ってる製品が「Amazon Echo」という製品になります。

「家電と連携」と聞くと、なにやら「難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、ぶっちゃけ、導入するのは超カンタンです。

本記事を読めば、アレクサと連携できる家電や、連携するための方法について、疑問に思っている方の参考になるかと。

本記事の内容

  • アレクサと家電を連携して使う4つの方法
  • 家電と連携できるアレクサ製品【意外な使い方も】
  • アレクサで音声操作できる家電紹介

アレクサと家電を連携して使う4つの方法

アレクサと家電を連携するには、以下4つの方法があります。

  • スマートリモコンで連携
  • 対応家電で連携
  • スマートプラグで連携
  • 指ロボットで連携

「アレクサ対応家電と、そうじゃない家電があって、両方連携したい」という場合は、この4つの方法を複数組み合わせて使うのもアリですね。

それぞれ具体的に、「しくみ」や「必要なもの」についてご紹介していきましょう。

スマートリモコンで連携

結論、スマートリモコンが最もコスパが高くて、超便利です。

こう結論づける理由はこちら。

  • 機能が充実
  • ほとんどの家電と連携できる
  • スマートリモコンひとつで複数の家電と連携できてスッキリ

スマートリモコンなら、アレクサに対応していない家電でも、赤外線リモコンで操作する家電なら、ほとんど連携可能ですよ。

スマートリモコンで連携するしくみ

あらかじめ、リモコンの赤外線信号をスマートリモコンに学習させておくことで、あらゆる家電を操作できます。

しくみとしては、以下の図のようになっていますよ。

基本的には赤外線リモコンで操作できる家電なら、たいてい連携することができ、古い十数年前の家電でも連携可能。

スマホから操作することも可能なので、家電リモコンをスマホひとつに集約することもできますよ。

製品によっては、センサー(温度、湿度、人感、GPS)が搭載されたものもあります。

設定温度(湿度)になったら、自動でスイッチON/OFFができたり、人が通ったのを検知して自動ON、自宅近くに来たら自動ON/OFFなど、様々な便利機能もあります。

スマートリモコンが一台あれば、多くの家電との連携が一気にできてしまうので、これほど便利なことはありません。

スマートリモコンで連携するのに必要なもの

  • Amazon Echo
  • スマートリモコン
  • 連携したい家電 
  • wifi環境

スマートリモコンのメリット

  • スマートリモコン1台で複数の家電とアレクサを連携
  • 古い家電でも連携可能
  • 導入コストが安い
  • 外出先からの操作も可能
  • 機能が豊富

スマートリモコンのデメリット

  • 一部連携できない家電もある

スマートリモコンの中でも、「アレクサと連携するならコレが便利」という製品は以下の記事を参考にしてみてください。

アレクサと連携できるオススメのスマートリモコン【ケース別に解説】
アレクサを使いたい、もしくはアレクサを使っていて、家電と連携したいな、という方は多いのではないでしょうか?家電と連携するには「スマートリモコン」が超便利なのですが、現在はスマートリモコンの種類も増えておりどれを選んで良いのか迷うこともあるのではないでしょうか?この記事では「アレクサと連携できるおすすめのスマートリモコン」をご紹介しています。

アレクサ対応家電で連携

もしご自宅にアレクサ対応家電がある場合は、直接連携操作が可能です。

アレクサ対応家電の一番のメリットは、初心者でも設定がカンタンなところでしょう。

スマートリモコンのように、ボタンの信号を学習させる設定などは必要ないので、連携すればすぐに使いはじめることができます。

ただ、アレクサ対応家電は価格が高めで、かつ、家電ごとに用意する必要があるので、導入コストが高いのが難点。

また、スマートリモコンのようにGPSや人感センサーなどで自動化はできないので、機能はやや少なめです。

アレクサ対応家電と連携するしくみ

しくみとしてはこちらのとおり。

アレクサと家電の間に、他の機器を介することなく連携できるのが、大きな特徴ですね。

アレクサ対応家電には、内部にアレクサ対応センサーが備わっています。

製品によっては温度・湿度センサーが搭載されたものもあり、設定した温度や湿度を切ると、自動でON/OFFできる機器もありますよ。

設定の方法は、連携する家電の種類やメーカーにより多少の違いはありますが、基本的には各メーカーが提供しているアレクサスキルをダウンロードし設定すれば、使いはじめることができます。

アレクサ対応家電で連携するのに必要なもの

  • Amazon Echo
  • アレクサ対応スマート家電
  • wifi環境

アレクサ対応家電のメリット

  • 設定がカンタン
  • 家電メーカーが動作保証している

アレクサ対応家電のデメリット

  • 価格が高い
  • 導入コストが高い
  • 機能はスマートリモコンに劣る
  • アレクサ対応家電はまだ少ない

スマートプラグで連携

スマートプラグはコンセントに挿して使う製品。

カンタンに言えば、コンセントタップを音声操作でON/OFFできるイメージです。

スマートプラグの最大のメリットは、コンセントに差し込むタイプの家電であれば、ほぼ全ての家電と連携が可能なこと。

コンセントのON/OFFやタイマーといった単純機能に絞った製品から、各種センサー(温度、湿度、人感、GPS)に対応した多機能製品まであります。

スマートプラグで連携するしくみ

仕組みとしてはこちらのとおり。

アレクサからの指示をスマートプラグが受け取ると、コンセントがON/OFFされます。

スマートプラグに挿している家電は、電源のON/OFFによって入/切するという、いたってシンプルな仕組みです。

スマートプラグで連携するのに必要なもの

  • Amazon Echo
  • スマートプラグ
  • 連携したい家電 
  • wifi環境

スマートプラグのメリット

  • コンセントタイプの家電はほぼ全て連携可能
  • 導入コストが安い
  • 外出先からの操作も可能
  • 機能が豊富

スマートプラグのデメリット

  • 家電ごとにスマートプラグが必要

スマートプラグは差込口が1つの製品が多いですが、一部でコンセントタップのように、複数の端子口があるものもあります。

「いくつかの家電をスマートプラグで連携したいよ」という方は、こちらの方がスッキリまとまりますね。

指ロボットで連携

指ロボットとは、ボタンを物理的に押してくれるロボットのこと。

裏面の両面テープで操作したいスイッチのそばに取り付けておけば、このロボットが直接スイッチを押してくれます。

スマートリモコンは、「リモコン操作できる家電」が連携の対象ですが、指ロボットは、スイッチがある製品であれば、どんな製品にも使えます。

両方併用すると、連携できる家電がより広がるかと。

動作が単純なので、取付けてカンタンな設定をすれば、すぐに使えるのも良いポイントですね。

ただ、スイッチのそばに指ロボットがあると不格好な感じは否めません。

また、取付け位置が、曲面や凸凹していると、指ロボットの取付けが難しかったりしますし、ボタンが入り組んでいる場所にある時には、「物理的にボタンを押せない」ということもあるので注意が必要ですね。

指ロボットで連携する仕組み

アレクサから指示を受け取ると、ボタンを押すアームが「ニョキ」っと出てきて、スイッチを押してくれます。

動作の流れとしては、こんなしくみ。

指ロボットで連携するのに必要なもの

  • Amazon Echo
  • 指ロボット
  • 連携したい家電 
  • wifi環境

指ロボットのメリット

  • ボタンのあるものならあらゆる家電と連携できる
  • 設定がカンタン

指ロボットのデメリット

  • 見た目が不格好
  • 取り付け位置が曲面や凸凹だと取付け不可な場合も
  • 入り組んだ位置のボタンは押せない場合も
  • 1ボタンに1つの指ロボットが必要

家電と連携できるアレクサ製品

家電の音声操作に使える、アレクサ対応製品は以下の3つになります。

  • Amazon Echo
  • Fire HD タブレット
  • スマートウォッチ

「アレクサの音声操作で家電を操作するなら、Amazon Echoが必要なんでしょ?」と考えますが、実はタブレットやスマートウォッチでも、アレクサ機能を使えるんです。

それぞれ代表的な製品をご紹介していきましょう。

製品名 機種名 特徴 標準価格
Amazon Echo  

出典:Amazon公式ページ

Echo Dot 第3世代

最も低価格

旧モデル

¥4980
 


出典:Amazon公式ページ

Echo 第4世代

新型

エントリーモデル

¥5980
 


出典:Amazon公式ページ

Echo Dot 第4世代 時計付き

デジタル時計付き ¥6980
 


出典:Amazon公式ページ

Echo Dot 第4世代 時計付き

新型

高音質Dolby Audio

¥11980
 


出典:Amazon公式ページ

Echo Show 5

ディスプレイ付き

低価格

¥9980
 


出典:Amazon公式ページ

Echo Show 8

ディスプレイ付き

大きな画面

¥14980
 


出典:Amazon公式ページ

Echo Show 10 第3世代

最新ハイエンドモデル

ユーザーを追って350°首振り機能

¥29980
Fire HD タブレット  


出典:Amazon公式ページ

Fire HD 8 タブレット

基本性能の揃った

コスパ最強タブレット

¥9980
 


出典:Amazon公式ページ

Fire HD 10 タブレット

スペック高め

画面が大きい

¥15980
スマートウォッチ  


出典:Amazon公式ページ

Fitbit Versa 2

ヘルスケア機能に優れ、ロングバッテリー ¥23000
 


出典:Amazon公式ページ

SONY WENA3

時計のバックル部分がスマートウォッチになった革新的デザイン ¥36300

Amazon Echoの各製品について、より詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

【2023年】Amazon Echo(アレクサ)の全種類を徹底比較
Amazon Echo(アレクサ)は種類が豊富なのが嬉しいトコロですが、一方で、「どんな製品があって、どう違うのか?」と、よくわからないこともあるかもしれません。本記事では、Amazon Echo(アレクサ)を使ったことがない初心者の方でも、製品の種類や特徴を、一覧表にまとめて、わかりやすく解説しています。製品の情報集めにどうぞ。

アレクサで音声操作できる家電一覧

アレクサと連携できる家電はかなり充実していて、自宅をスマートホーム化することも可能。

スマートホーム
IoTやAIなどの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のこと。

 

以下のような家電なら、ご紹介した全ての方法で、連携して使うことができます。

  • 照明
  • エアコン
  • テレビ
  • 扇風機
  • 加湿器
  • ロボット掃除機
  • カーテン
  • スマートドアロック
  • ネットワークカメラ

ただ、スマートプラグの場合だと、上記の家電以外でも、ほぼ全ての家電と連携できます。

またテレビは、今回ご紹介した連携方法でも良いですが、「Fire TV Stick」という選択肢もあります。

「Fire TV Stick」はテレビを音声操作できる以外にも、「Prime Video」や「Netflix」といった動画コンテンツを、音声操作で楽しむことができて便利ですよ。

まとめ:家電と連携できるスマートデバイスはけっこう充実してる

一見「家電を音声操作するなんて難しそう」と思いがちですが、ご紹介したとおり実はカンタンに、しかもお安く使い始めることができます。

家電や、連携するデバイスも、かなり充実してきており選択肢が多いのも良いところですね。

あなたの好みに合った家電連携で、ご自宅をスマートホーム化してみてはいかがでしょうか?