
Echo Show 5が気になるけど、どんなことができるんだろう?
失敗したくないから、メリット・デメリットや、使い勝手なんかも知りたいな…
今回は、Echo Show 5を検討するにあたって、「できること」や「メリット・デメリット」について解説していきます。
結論として、Echo Show 5は、ディスプレイがあるからこそのメリットが盛りだくさんです。
とてもコスパの高い商品ではあるのですが、一方で本音を言うと、ビデオ視聴に関しては難アリなトコロもあり。
私も実際に使っているので、気になる使い勝手や、操作感などについてもご紹介していきますよ。
本記事の内容
- Echo Show 5でできること
- Echo Show 5のメリット・デメリット
- Echo Show 5が向いている人、向いていない人
「エコーショー?」「アレクサって?」という感じで、「Amazon Echoとは何か」について知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
Echo Show 5とは【基本情報】
Amazon Echo製品の中でも、ディスプレイ付きの製品が、Echo Showシリーズ。
Echo Showシリーズには以下3つのラインナップがありますよ。
Echo Showシリーズ各製品の、基本的なスペックについてはこちらのとおり。
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製品名 | Echo Show 5 |
Echo Show 8 |
Echo Show 10 第3世代 |
発売日 | 2019年6月26日 | 2020年2月26日 | 近日発売 |
価格 | ¥9980 | ¥14980 | ¥29980 |
ディスプレイサイズ | 5.5インチ | 8インチ | 10.1インチ |
スピーカー | 1.65インチ4Wスピーカー | 2.0インチ10Wスピーカー | 2.1chシステム 1インチツイーターX2 2.5インチウーファー |
ステレオジャック | 3.5mmライン出力 | 3.5mmライン出力 | 3.5mmライン出力 |
大きさ | 148X86X73mm | 200X135X99mm | 251X230X172mm |
重さ | 410g | 1037g | 2560g |
特徴 | 低価格 コンパクト |
大きな画面 | 最大ディスプレイ ユーザーを追って350°首振り機能 |
この中で、ディスプレイ付きAmazon Echoを検討する際に、特にオススメなのが、今回ご紹介する「Echo Show 5」です。
先に結論を言ってしまうと、Echo Show 5が「コスパが高い」理由がこちら。
- 画面で確認・鑑賞できる
- 設定がカンタン
- 小さいのに音質良し
- テレビ電話ができる
- 小さくて場所をとらない
それぞれのメリットについては、後ほど詳しく解説しますよ。
Echo Show 5でできること
もちろん、Echo Show 5は、アレクサの全機能が使えます。
代表的な機能はこちらになりますよ。
- アレクサと会話・雑談する
- ニュース・天気予報を聞く
- 公共交通機関の運行情報・乗換えの確認
- 音楽を聴く(Amazon Music、Spotifyなど)
- 動画を観る・操作する(Amazon Prime、Netflixなど)
- ラジオを聴く
- Amazonショッピングをする
- タイマー・アラーム・リマインダー
- スケジュール・TODOリストの管理・確認
- 料理レシピを調べる
- ゲーム
- 本(Kindle)の朗読をしてくれる
- 英語の勉強
- 家電と連携できる
アレクサの機能は膨大にあり、他にもたくさんの「できること」があります。
次に、「Echo Show 5だからこそのメリット」について解説していきましょう。
Echo Show 5のメリット6つ
Echo Show 5は、ディスプレイ付きだからこその「できること」や「メリットがあります。
特に特筆すべき、6つのメリットについてご紹介しましょう。
1.【ディスプレイ付きの強み】画面で確認・鑑賞できる
Echo Show 5の最大のメリットは、ディスプレイで視覚的に情報を見られること。
たとえば、こんなシチュエーションで便利です。
- 音楽再生中にアーティスト名や曲名が表示される
- 聴いている音楽の歌詞が読める
- 動画コンテンツをEcho Show 5で観られる
- 天気や乗換え
- フォトフレームになる
- 料理レシピや調理手順をディスプレイで確認できる
- Amazonショッピングをディスプレイで確認できる
これらのメリットはディスプレイがあるからこその便利さ。
たとえば、ディスプレイが無い製品(Echo、Echo Dotなど)だと、全て音声のみの確認となります。
特に、料理レシピや、Amazonショッピングの商品の確認などでは、音声に加えて、文字や画像で確認できるのは大きなメリットですね。
2.設定がカンタン
Echo Show 5は、設定が特にカンタンです。
ぶっちゃけ、他の機種でも設定は難しくは無いんですが、Echo Show 5は更に初心者に優しいと言えるでしょう。
その理由がこちら。
ディスプレイが無い製品(Echo、Echo Dotなど)の場合は、スマホにダウンロードしたアレクサアプリから設定を行う必要があります。
ですがEcho Show 5なら、ディスプレイから直接、タッチ操作で初期設定が可能。
しかも音声ガイダンス付きです。
もちろん初期設定に限らず、様々な設定がEcho Show 5で可能。
たとえばこんな設定ですね。
- ディスプレイ・明るさ
- サウンド
- 壁紙・時計
- ホームコンテンツ(トピックの表示や通知設定など)
設定の手軽さは、特にAmazon Echo初心者の方には嬉しいポイントではないでしょうか。
Echo Show 5ならACアダプタを挿せば、すぐに設定、利用開始できるので助かりますね。
Amazon Echo(アレクサ)を使うために、必要なものについてはこちらの記事にて解説していますので、参考にしてみてください。
3.小さいのに音質良し
Echo Show 5は小さいのに、わりと音質が良い。
さすがに高音質がウリの「Echo」とは比較にならないものの、BGMとして流したり、手軽に音楽を楽しむには十分な音質と言えるでしょう。
音質の細かな調節(イコライザー)ができるので、自分の好みに合わせて設定してみるのも良いですね。
4.Echo Show 5のディスプレイでビデオや動画が観られる
ディスプレイ付き”ならでは”の楽しみ方として、Echo Showシリーズはディスプレイ内で、ビデオや動画が観られます。
Echo Showのディスプレイ内で観られるサービスはこちら。
ちょっと他のことをしながら、”ながら見”するのに、ちょうど良いですね。
5.テレビ電話ができる
これは、Echo Show 5に限らずですが、Echo Showシリーズはテレビ電話ができるのも大きなメリット。
Amazon Echoは複数の端末どうしで通話が可能です。
ディスプレイの無い、「Echo」や「Echo Dot」でも通話は可能ですが、こちらは音声でのやりとりのみとなっています。
一方で、Echo Showシリーズであれば、ディスプレイ内で相手の顔を見ながら通話できるのがメリットですね。
テレビ電話は、以下3つのケースで利用することができますよ。
- 【内線】一家複数のEcho Showどうしで通話
- 遠方のEcho Showと通話
- スマホとEcho Showで通話
たとえばこんな使い方ができますね。
【一家に複数台】Echo Showどうしで通話
- リビングから夫への「ご飯できたよ」コール
- 子供部屋に「起きてね」コール
遠方のEcho Showと通話
- 遠方に住む祖父母のEcho Showへテレビ電話
- 一人暮らしの子供とテレビ電話
スマホとEcho Showで通話
- 【防犯・確認】外出先からビデオ通話で自宅の様子を確認
こんな感じで、通話機能は、使い方によって色んな活用方法ができます。
相手と顔を見ながら通話でいきるのは、Echo Showならではのメリットと言えますね。
通話料は無料
ここで読者の方が気になるであろう、Echo Showでの通話料金は無料です。
ただし、ネット回線で通話するため、通信量は消費します。
お使いのインターネット回線が、「通信量無制限」なら気にすることはありませんが、もし通信量に上限がある場合は、使用時間や回数を気にする必要はありますね。
6.小さくて場所をとらない
Echo Show 5のディスプレイサイズは、ちょうどiphoneXと同じくらいの大きさになります。
コンパクトで、置き場所を取らないし、見た目のデザインもオシャレなので、インテリアを邪魔しないのも良い所ではないでしょうか?
Echo Show 5のサイズ感は、こんなシチュエーションでメリットがありますね。
- 一人暮らしで部屋が手狭なので大きなモノを置きたくない
- 部屋にモノを置きたくないので、大きなものは避けたい
- インテリアをこだわっているのでダサいモノは置きたくない
Echo Show 5のデメリット2つ

Echo Show 5の良さはわかったけど、とはいえデメリットもあるんじゃないの?
こう思う方もいることでしょう。
ここでは、Echo Show 5のデメリットについてもご紹介していきますよ。
逆に言えば、このデメリットが許せるのであれば、あなたにとってEcho Show 5はコスパの高いAmazon Echo製品と言えますね。
ビデオ視聴には難アリ
Echo Show 5の最大のデメリットは、ビデオ視聴の操作です。
他の機能の操作は快適そのものなんですが、ビデオ操作に関しては、まだまだ使いづらいところが多いのが残念。
まずは、ビデオ視聴の際に使える「声掛け操作」をご紹介しましょう。
ちなみにこちらは、画面タップでも操作が可能です。
声掛け | Echo Showの動作 |
プライムビデオを開いて | プライムビデオのトップ画面を表示 |
プライムビデオでドキュメンタル(作品名)を見せて | 作品名のタイトルが表示される |
プライムビデオで海外ドラマ(ジャンル)を開いて | 指定のジャンル動画一覧が表示される |
ウォッチリストを開いて | ウィッチリストに登録している動画が表示される |
止めて(ストップ) | 動画を止める |
再開 | 動画を止めたところから再開されます |
次のエピソードを再生して | 次のエピソードを再生する |
早送り | 10秒早送り |
巻き戻し | 10秒巻き戻し |
◯秒先にスキップ | 指定した秒数先へスキップ |
◯秒前に戻って | 指定した秒数前へ戻る |
拡大(ズームイン) | 画面の拡大 |
縮小(ズームアウト) | 画面を元に戻す |
このように、抽象的な検索や、視聴中の操作は問題ないんですが、指定のビデオを検索したい時などは、使いづらさがあり。
たとえば、こんなポイントです。
- タッチ操作ではエピソードを検索できない
- マイナーな作品が検索ヒットしない
- 一覧で表示される作品数が3つだけ
- 前のエピソードに戻れない
それぞれ、詳しくご紹介していきましょう
タッチ操作ではエピソードを選べない
タッチ操作や音声操作で、指定の作品までは辿り着けますが、一覧で表示される作品ページにエピソードの選択は無く、タッチ操作でエピソードの指定はできません。
指定の作品を選びたい場合は、「アレクサ、〇〇のエピソード〇〇を再生して」と声をかける必要があり、正直、使いづらさは否めませんね。
マイナーな作品が検索ヒットしない
映画やドラマなど、メジャーな作品は声掛けで検索ヒットするんですが、マイナーな作品だと、多くの場合検索ヒットされません。
この場合は、ジャンルなどから順番に探していくしかないですね
一覧で表示される作品数が3つだけ
Echo Show 5はディスプレイが小さいこともあり、一覧表示されるタイトルが3つまでしかありません。
つまり、後ろの方にあるビデオの場合、「次へ」を何度もタップしないといけないので、探すのがかなりメンドウです。
前のエピソードへ戻れない
次のエピソードへ移る時は、「アレクサ、次のエピソード」と言えば、スキップできるんですが、前のエピソードへは戻れません。
Echo Showでの動画視聴のコツ
こんな感じで、動画視聴には難があるのですが、使いやすくするコツをとしては、スマホやパソコンなどのPrime Videoアプリから、事前にウォッチリストに入れておく方法。
こうすれば、Echo Show 5で「アレクサ、ウォッチリストを開いて」と言えば、すぐに指定の動画を選ぶことができます。
ディスプレイが小さい
Echo Show 5は、ディスプレイが小さいので、こんな難点がありますね。
- 多くの情報を一覧表示できない
- 視力が弱い人には見づらい
- 動画やビデオをガッツリ楽しむのには不向き
もう少し大きな画面で使いたいと感じるなら、Echo Show 8や10を選ぶ方が良いでしょう。
動画をガッツリ観たいならfire TV Stickが最高
とはいえ、ビデオ視聴に関して本音を言えば、「ディスプレイ付きである良さを活かせていない感」はぬぐえませんね。
このあたりの操作性については、今後の改善を期待したいところなんですが、動画を楽しむ目的なら、「Fire TV Stick」を使うのが一番です。
その理由は、ビデオを大画面で楽しめるから。
さらに嬉しいのが、アレクサとの連携もできるので、音声操作でテレビやプライムビデオの起動から、検索、再生まで音声操作で快適に使えます。
動画を快適に、ガッツリ観たい方は、fire TV Stickが最高ですね。
Echo Show 5が向いてる人、向いていない人
ご紹介してきた、機能や特徴から、Echo Show 5に「向いている人」と「向いていない人」をズバッとお答えしていきましょう。
Echo Show 5が向いてる人
- ディスプレイ付きが良いけれど、価格は抑えたい
- 情報(ニュースや歌詞など)を耳だけでなく、文字や画像でも確認したい
- ビデオや動画を手軽に”ながら見”したい
Echo Show 5が向いていない人
- ディスプレイは要らないから価格が安い方が良い
- ビデオや動画を”ガッツリ”観たい
- 視力が弱い
- ディスプレイが大きい方が良い
もし、「ディスプレイは要らないから価格が安い方が良い」と考えるなら、が最適。
逆に、「ディスプレイが大きい方が良い」と考えるなら、Echo Show 8、もしくはEcho Show 10 第3世代
の方が良いですね。
【お得】セールを狙えば更に安く変える
Amazonでは頻繁にセールが開催されていて、Amazon Echo製品もこのタイミングで大幅な値引きが行われています。
例えば、2021年1月2日~1月5日に行われた「初売りセール」では、Echo Show 5の価格は、5980円(4000円引き)となっていました。
Amazon Echo製品が”値引きされることが多い”Amazonセールは、基本的に以下の時期に開催されます。
- Amazon初売りセール:毎年1月初旬
- Amazonプライムデー:毎年7月中旬
- Amazonブラックフライデー:毎年11月末頃
- Amazonサイバーマンデー:毎年12月初旬
- Amazonタイムセール祭:不定期
ただし、2020年はコロナの影響で、日程がずれ込んでいたので、絶対ではないことをご了承ください。
「今すぐ買いたい」ということでなければ、セールを狙って購入するのもオススメですね。
まとめ:Echo Show 5はディスプレイ付きのエントリーモデル
特に、目で情報を確認したいという方にはディスプレイ付きは必須とも言えるでしょう。
その中でもEcho Showシリーズは、「ディスプレイ付きが良いけれど、価格は抑えておきたい」という方には非常にコスパの高い商品です。
ご自身のアレクサの使用方法を想定しつつ、検討してみると良いですね。
あなたのスマートスピーカー生活の、お役に立てれば幸いです。