Echo Show 10って画面が自分を追いかけて動くの?
それはスゴイ!
どんな製品か気になるわ~。
今回は、Amazon最新型のスマートスピーカー、「Echo Show 10 第3世代」について、できることや、機能について解説していきます。
「Echo Show 10 第3世代」は「2021年4月14日」に発売されました。
そこでこの記事では、「スペック」や「できること」についてはもちろん、「どんな使い方ができるのか?」といった、公式ページだけではわからない、詳しい内容もご紹介していきますよ。
本記事の内容
- Echo Show 10と他Echo Showシリーズの違い
- Echo Show 10だからできる活用方法
- 公式ページでは載っていない機能紹介
- Echo Show 10を買う前の注意点
- Echo Show 10が向いてる・向いてない人
ちなみに、現在発売中の「Echo Show 10」の最新モデルは、第3世代目にあたります。
紛らわしくなるので、ここからは「Echo Show 10」と省略してご紹介していくことにします。
それではいきましょう!
【Echo Showシリーズ比較】エコーショー10はハイスペック機種
まずは、他のEcho Showシリーズと、どんな違いがあるのかについて見ていきましょう。
Echo Showシリーズの特徴についてまとめたものが、こちら。
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製品名 | Echo Show 5 第3世代 | Echo Show 8 | Echo Show 10 第3世代 |
発売日 | 2019年6月26日 | 2020年2月26日 | 2021年4月14日発売予定 |
価格 | ¥12980 | ¥14980 | ¥29980 |
ディスプレイサイズ | 5.5インチ | 8インチ | 10.1インチ |
スピーカー | 1.65インチ4Wスピーカー | 2.0インチ10Wスピーカー | 2.1chシステム 1インチツイーターX2 2.5インチウーファー |
カメラ | 1MP | 1MP | 13MP |
ステレオジャック | 3.5mmライン出力 | 3.5mmライン出力 | 3.5mmライン出力 |
スマートホームハブ内蔵 | 無し | 無し | 有り |
大きさ | 148X86X73mm | 200X135X99mm | 251X230X172mm |
重さ | 410g | 1037g | 2560g |
特徴 | 低価格 コンパクト | 大きな画面 | 最大ディスプレイ ユーザーを追って350°首振り機能 |
【新機能】 “ユーザー追いかけスクリーン機能”で未来的生活を実現!
なんと言ってもEcho Show 10で、最も特徴的な進化がコレ!
つまり、ユーザーを認識して、自動で首を振ってこちらを向いてくれるということで、たとえば、こんな時に活躍してくれますよ。
キッチンを向いていたEcho Show 10に向かって、反対のリビング側から、「アレクサ、今日の天気は?」と呼びかければ、画面がこちらに回転して、天気予報を表示し、音声でも伝えてくれます。
たぶん気になるであろう「350度回転」の意味ですが、これは一方向に「グルグル」と回転し続けることは無理ということ。
ですが、制限いっぱいまで回転したら、反対に高速回転して同じ位置から追いかけてくれるので、つまりは全方向へ回転してくれる、ということ。
購入したら、事前に回転がストップするポイントを確認して、置く場所を検討しておくと良いですね。
ちなみに、画面を手で動かすことも可能ですよ。
圧倒的な音質の高さ
「Echo Show 10」は音質性能も高いのが魅力です。
同じEcho Showシリーズの、「Echo Show 5」「Echo Show 8」では、スピーカーは1つの、いわゆるモノラル再生でした。
これがEcho Show 10では、2つのスピーカーに加え、ウーファーが加わった、2.1chスピーカー搭載となっています。
つまりこんな音質向上が見込めるということ。
- 2つのスピーカーで立体的なサウンド
- ウーファーで低音がよりクリアになる
音楽を聴く際はもちろん、動画を観る時でも、迫力のある音質で楽しめるのは、うれしいポイントじゃないでしょうか?
【画面最大】10.1型ディスプレイが見やすくて操作しやすい
「Echo Show 10」は、Amazon Echoの中で、最も大きなディスプレイの製品になります。
10.1型というサイズは、歴代のiPadとほぼ同じ大きさになりますから、画面もとても見やすくなっています。
後ほど詳しく解説しますが、画面の最も小さいEcho Show 5では、情報の表示量に限界があり、一覧で表示する情報が少なかったりもするのがデメリットでした。
一方、「Echo Show 10」では、画面が大きいので、画像や文字が見やすくなり、タッチ操作もしやすいのが、かなりの高評価ポイントじゃないかと。
高解像度カメラ搭載
「Echo Show 5」「Echo Show 8」のカメラ解像度が、1メガピクセルだったのと比較して、「Echo Show 10」は13メガピクセルの画素数となっています。
1メガピクセル=100万画素という意味なので、Echo Show 10は1300万画素ということなんですが、これだけだと「全く想像できないよ」という声が返ってきそうですね…。
カンタンに言うと、単純に13倍の解像度があるというワケですが、もっとわかりやすいのが、スマホの画素数との比較でしょう。
カメラ画素数が近いスマホ機種としては、以下の通り。
- iPhone 11 Pro:1200万画素
- Xperia Z:1310万画素
- Galaxy A30:1300万画素
- HUAWEI nova lite 2:1300万画素
もちろん、画質を決めるのは解像度だけではないので、一概には比較できませんが、おおよその目安にはなるんじゃないでしょうか。
カメラの解像度が上がると、ビデオ通話の時に、より相手が鮮明に見えるし、のちほどご紹介する、外出先から自宅の様子を確認する時にも、細かい部分まで確認できます。
Echo Show 10だからできる6つの活用方法
ここでは、「Echo Show 10」ならではの機能や、活用方法についてご紹介していきましょう。
公式ページだけではわからない、詳しい機能もお伝えしていきますよ。
「Echo Show 10」に限らず、Amazon Echo製品全般にて「できること」については、あまりに多すぎるので、こちらの記事にてまとめていますよ。
1.【手で回す必要なし】動画視聴中に移動しても、そのまま鑑賞
Echo Show製品は、テレビほど大きな画面ではありませんから、動画やビデオを観るときは、ながら視聴の使い方が多いことでしょう。
そうすると、画面の前から移動することも多いハズ。
こんな時に便利なのが、Echo Show 10なら、首振りであなたの方を向き続けてくれるところ。
たとえば、ヨガやストレッチなどをしていたとして、「Amazon Echoで動画を観たいな」というシチュエーションを考えてみます。
本来なら「立ち上がってAmazon Echoの所まで行き、画面をこちらに向け直す」という行動が必要ですね。
でも、「Echo Show 10」なら…
完全ハンズフリーで、とても楽チンですよね。
2.【動きながらビデオ通話】通話中に移動してもあなたにフォーカス
全てのAmazon Echo製品には通話機能があり。
通話できる対象としては、こんなところ。
- 自宅のAmazon Echoどうしで通話
- 自宅以外のAmazon Echoと通話
- スマホとAmazon Echoで通話
「Echo Show 10」ではビデオ通話も可能となっているのですが、ここでも首振り機能はかなり便利になるかと。
というのも、ビデオ通話の最中も、会話をしている人を自動で認識し、追いかけてくれるからです。
また、遠くに離れてしまった場合も、自動でユーザーに「ズーム」してくれるので、通話中でも「画面の前から離れられない」というわずらわしさから開放されます。
これなら、家事や出かける準備をしながら、こんなことも可能。
- 「アレクサ、おじいちゃんに電話して」で通話開始
- 会話をしながら、家事や準備をする
- 部屋の中を動き回っても、画面が追いかけて、ずっとフレームインで会話
- 話し終わったら「アレクサ、通話を終了して」で終了
このように、開始から終了まで、すべて声掛けだけでビデオ通話ができちゃいます。
時間がないときや、手が離せない時でも手軽に利用できて、便利ですよね。
3.【料理レシピ】料理中で操作ができなくてもラクチン
Amazon Echoで、人気のスキル(アプリ)のひとつが、クックパッド。
スマホアプリでおなじみですが、Amazon Echoでも使うことが可能です。
「タッチ操作」「音声操作」のどちらにも対応していて、女性はもちろん、料理をする男性にとっても便利な機能です。
というのも、料理する時は手が食材で汚れていたり、調理をしていて手が離せない、ということもありますよね。
でも、「Echo Show 10」なら料理の検索から、調理の手順まで、いっさい手を触れずに、すべて音声操作が可能です。
代表的な”できること”は、こんなところ。
- 材料名や料理名を言って検索
- 料理名を指定検索
- レシピを表示
- 調理手順の読み上げ
- 画面のスクロールも音声操作可能
- 調味料の分量をアレクサに聞けば教えてくれる
- 料理中のタイマーも可能
実はここまでの機能は、Echo Showシリーズで共通する機能となっています。
これだけでも便利すぎるのですが、調理場所から離れた時や、画面の裏へ回った時などは、画面をのぞき込んだり、手で回転させないといけないこともあるでしょう。
でもEcho Show 10なら、自動首振り機能があるので、触らなくても、いつでも画面をこちらに観せてくれます。
4.【スマートホームハブ内蔵】アレクサ対応製品と連携
「Echo Show 10」では、zigbeeという通信規格を搭載しており、アレクサ対応製品との連携が可能になっています。
この機能は、「Echo Show 10」以外では、「Echo 第4世代」にしか搭載されていないので、画面付きのEcho Showシリーズでは、唯一、アレクサ対応家電との直接連携が可能なモデルになっています。
連携できる家電は、たとえばこんトコロ。
- 照明
- テレビ
- エアコン
- 扇風機
- 加湿器
- ロボット掃除機
「どんな使い方ができるのか?」というと、たとえばこんな使い方ができますよ。
※「アレクサ」の声掛けの後に言います。
かけ声 | 動作 |
電気つけて/消して | 照明のON/OFF |
テレビをつけて/消して | テレビのON/OFF |
チャンネルを6にして | 6チャンネルに切り替わる |
エアコンをつけて/消して | エアコンがON/OFF |
エアコンの温度を25度にして | 設定温度が25度になる |
おはよう | 照明、テレビ、エアコンが自動でON (定型アクション) |
指示したい操作を伝えるのが基本的な使い方ですが、アレクサには定型アクションがあり。
事前に「かけ声」と「動作」を設定しておけば、ひとこと声掛けをするだけで、連続で複数の動作を発動させることもできます。
何度も指示をするより、操作がカンタンになるので、活用すると便利ですね。
ここまでの話を聞いて、こう思う方もいることでしょう。
うちは、アレクサ対応家電をもっていないし、購入する予定もないわ。
となると、家電を音声操作するのとかはムリなの?
いえ、そんな方でも問題ありません。
アレクサ対応家電でなくても、「スマートリモコン」や「スマートスイッチ」を使えば、あなたの家のほとんどの家電と連携可能になります。
特にこちらの製品なら、価格も抑えつつ、多機能なので間違いないかと。
- Switch Bot Hub Mini(スマートリモコン)
- Nature Remo mini(スマートリモコン)
- スマートプラグ(スマートプラグ)
アレクサ対応家電と直接連携する場合は、ペアリングするだけで基本使えるので、設定はカンタンだったりもしますが、アレクサ対応家電を揃えるとなると、それなりに出費がかさみます。
スマートリモコンは、赤外線リモコンのボタン信号を読み込ませる設定が必要なので、最初がちょっと手間ですが、設定を済ませてしまえば、あらゆる音声操作が可能。
低価格で、複数の家電を連携できるので、かなりコスパの高い使い方ですよ。
スマートリモコンで定評のある「スイッチボットハブミニ」と家電を連携する手順はこちらでご紹介してますので、ご参考に。
5.【全方向確認】家の様子を確認できる
Echo Show 10に限らず、Echo Showシリーズは、外出先から自宅の様子を、Echo Show端末のカメラで確認することができます。
「Echo Show 10」の利点は、何と言っても首振り機能が付いたことが最大のメリット。
外出先からの操作は、スマホのアレクサアプリで可能となっていて、リモート操作で首を回しながら、家の中を350度確認することができます。
つまり、こういうことですね。
そして、他にもこんな時に役に立つんじゃないでしょうか?
- 家の安全確認
- ペットの様子を確認
あと、ご家族で使う予定の場合は、「むやみやたらに見られたくない」という思いもあるでしょう。
そんな時は、カメラを物理的に隠すスライドもついているので、これでカメラを隠せばOKですよ。
6.【追いかけないで】追従機能を制限できる
ここまで見てきて、中にはこう感じた方もいるはず。
便利だけど、四六時中、自分を追いかけられるのはイヤだわ…
こんな風に感じた方、ご安心を。
もちろん、自動首振り機能はON/OFFができます。
「画面タッチでの設定」でも可能だし、アレクサへの声掛けでON/OFFを切り替えることもできるので、手間もかかりません。
さらに、「ビデオを観る時だけ自動首振りをONにする」など、特定の使い方の時に限定したカスタマイズも可能となっているので、好みに合わせて設定してみると良いですね。
【注意点】 Echo Show 10を買う前に確認しておきたいこと
Echo Show 10の購入を検討するなら、「これは確認しておいた方が良いかな?」ということもあり。
置き場所を事前に考える
Echo Show 10は、タブレットサイズのディスプレイが回転するワケですから、置き場所は事前に考えておいた方が良いですね。
もちろん障害物に当たらないように、突起物などがないかも、要チェックです。
あと、置く場所が奥まった場所しかない場合などは、回転しても障害物や壁を向くことになるので、これだと首振り機能を使う意味がなくなってしまいます。
電気代は許せる?
Amazon Echoは、いつでも音声操作できるのが魅力ですから、電源は常に入っていないと意味がありません。
そうなってくると、中には電気代が気になる方もいるかもしれませんね。
ただすいません、現状、Echo Show 10の電気代がいくらかかるかについての情報はありません。
ですが、ディスプレイが一回り小さい、Echo Show 8では、おおよそ、1日2~3円ほどかかります。
目安ではありますが、Echo Show 10では首振り機能も付いているので、電気代が多少上がる可能性はありますね。
とはいえ、この水準の電気代であれば気になる方は少ないのでは?
Echo Show 10 が向いている・向いていないのはこんな人
「Echo Show 10」について解説してきました。
ご紹介した特徴から、Echo Show 10が「向いている人」「向いていない人」はこんな方でしょう。
Echo Show 10が向いている人
- アレクサを日常的に使いたい人
- 料理でクックパッドをよく使う人
- ながら動画を楽しみたい人
- 離れた親や兄弟、友人などとビデオ通話をしたい人
- スマートスピーカーで高音質な音楽を楽しみたい人
- 大きな画面で情報を確認したい人
- アレクサ対応家電と連携したい人
- 新しいモノが好きな人
- すでにスマートスピーカーをもっていて、2台目以降として買いたい人
- 設定はカンタンに済ませたいスマートスピーカー初心者
多くあてはまった人は、Echo Show 10は、かなり満足できる製品だと思いますよ。
Echo Show 10が向いていない人
一方で、こんな方は、Echo Show 10は向いていないかもしれませんね。
- ハイスペックな機能はいらない人
- 手頃な価格で使ってみたい人
- 音質にはあまりこだわりがない人
- 多少ディスプレイが小さくても良い人
- 画面がなくても良い人
ディスプレイが小さくても良いなら、「Echo Show 5 第3世代」の方が良いでしょうし、そもそも、ディスプレイが要らないなら、「Echo Dot 第5世代」の方が、コスパが高いと言えるでしょう。
まとめ:Echo Show 10はAmazon Echoの2台目としてはもちろん、はじめての人でも扱いやすい
「Echo Show 10」は、ハイスペックな製品なので、すでに「スマートスピーカーを使ってるよ」という方の、2台目以降の機種として楽しめるのはもちろん、はじめての方でもかなり使いやすい製品かと。
というのも、ディスプレイのない、「Echo Dot」では、初期設定をスマホで行う必要があります。
正直この場合でも、そんなに難しい設定操作はないですが、とはいえ、「Echo Show 10」では、タッチディスプレイでできる設定や操作も多く、画面も大きくて見やすいので、はじめて使う方にとっては、操作がカンタンだったりします。
また、「家電を連携したいけど、スマートリモコンだと設定がめんどくさそう」という場合は、アレクサ対応家電を用意できれば、カンタンな設定で、家電と連携ができるのも、初心者にはハードルが低いですね。
Echo Show 10は、スマートスピーカーの中では価格は高めですが、首振り機能といった「斬新機能」をはじめ、「性能」「使いやすさ」など、多くの魅力が詰まっています。
スマートスピーカーを検討するなら、要注目の製品と言えるでしょう。