アレクサはお話できたり、家電を音声操作できたりするのよね?
でも他に何ができるんだろう?私が使えそうな機能とかあるかな?
アレクサに興味がある人や、使い始めた人の中には、「いったい何ができるんだろう?」「どんな使い方があるのか?」と、思う方もいるかもしれません。
それもそのはず、アレクサはできることが多すぎて、全ての機能を把握するのは大変。
そこでこの記事では、「Amazon Echoでできること」を”すべて”ご紹介していきます。
本記事でわかること
- アレクサ(Amazon Echo)とは?
- アレクサでできることのすべて
この記事を読めば、アレクサでできる、基本的なことから、応用的な使い方まで、ほぼ全ての使い方を知ることができますよ。
ただ、すいませんが、アレクサでできることは多すぎるので、この記事はけっこうな長文になっています。
なので、「もくじ」から、ご自身が興味のある使い方を、”かいつまんで”読んでもらえればと思います。
また、より詳細な内容については、別記事にて順次公開していく予定ですので、今しばらくお待ち頂ければと。
それでは、いきましょう!
アレクサ(Amazon Echo)とは?
まずは「アレクサ、Amazon Echoがどういったモノなのか?」についてカンタンに解説しておきましょう。
アレクサがどういったものか、「もう少し詳しく知りたい」という方は、こちらでも詳しく解説していますよ。
アレクサとは、Amazonが開発、販売しているAIの名前です。
そのアレクサ(AI)が入っているのが、「Amazon Echo」という「スマートスピーカー製品」というワケです。
内蔵されているマイクで音声を認識し、情報の検索や連携家電の操作を行う。日本ではAIスピーカーとも呼ばれる。
アレクサ(Amazon Echo)は、会話をすることができたり、声で指示するだけで様々な操作が可能。
とにかく便利だし、日常にたくさんのエンターテイメントを提供してくれる、賢い製品です。
2021年の野村総研の調べによると、2025年頃にはスマートスピーカーの普及率は40%になるとも言われていて、いずれは「一家に一台」という時代が来るのも、そう遠くはない未来でしょう。
参照元:「ITナビゲーター2021年版」-Nomura Research Institute
2024年現在、販売されているAmazon Echo製品は、全12種類となっています。
製品の詳細を知りたい方は、こちらの記事にて詳しくご紹介していますので、ご参考にどうぞ。
それでは本題である、「アレクサでできること」について、解説していきましょう。
会話や質問をする
まずは基本機能である、「アレクサとの会話、質問」についてご紹介します。
先にご説明しておくこととして、「アレクサでできること」には大きく2つの方法があります。
- アレクサに元から搭載されている機能
- スキル(アプリ)で対応してくれること
「元から入っている機能」は、初期設定さえ済ませておけば、すぐに使えます。
一方、アレクサには3500を超えるスキル(アプリ)があり、これをダウンロードすることで、さらに豊富な機能が使える、というワケ。
ほとんどのスキルは無料で利用できるので、お好みでダウンロードしておけば、いつでもスキルを楽しむことができます。
前置きはこのくらいにして、早速ご紹介していきましょう。
1.アレクサと会話する
アレクサは、ほとんどの会話や雑談が成立するほど賢いです。
たとえば、こんな会話が可能。
アレクサとの会話例
呼びかけ | アレクサの返事 |
アレクサ、おはよう | 〇〇さんおはようございます。 |
アレクサ、行ってきます | 行ってらっしゃい |
アレクサ、疲れた | お疲れさまです、大丈夫ですか? |
アレクサ、好きな歌は何? | アルプス一万尺にハマっています。 |
アレクサ、面白い話をして | 「クスッ」と笑える話をしてくれる。(毎回変わる) |
アレクサは何歳? | シアトルに誕生してから○年になります。 |
アレクサ、早口言葉を言って | カエルピョコピョコ三ピョコピョコ(毎回変わる) |
2.アレクサの機能や使い方を教えてもらう
「アレクサの使い方は、アレクサ本人に聞くのが一番!?」
アレクサは、できることを自分で解説してくれます。
何かわからないことを指定して聞くと、より具体的な回答をもらえることもあります。
アレクサにできることを聞いてみる例
- アレクサができることは?
- アレクサの定型アクションの使い方は?
- 新機能を教えて
- 最新の新機能は何?
ただ、質問しても答えてもらえないこともあり。
そんな時は、こんな回答が返ってきます。
アレクサアプリのフィードバック、セクションを参照してください
正直、「自分ができることの解説」は、回答バリエーションが少ないようで、答えが返って来ないことも、けっこうあります。
ここは、今後の改善を期待したいトコロですね。
3.アレクサに歌ってもらう
アレクサは「アレクサ、〇〇歌って」と言えば、歌も歌ってくれます。
これはアレクサが、オリジナルの曲や童謡の歌など、いくつか「もち歌」があるので、それを歌ってくれるというもの。
これ、意外にほっこりできる曲が多くて、私もたまにリクエストします。
アレクサが歌ってくれる曲
- テクノロジーの歌
- 広い世界へ
- ゴーゴーソングの歌
- ラブソングの歌
- ハッピーバースディの歌
- ハッピーバースディトゥーミー
- 仰げば尊し
- ABCの歌
- 春よ来い
- シューベルトの子守唄
- 一月一日(いちがつ いちじつ)の歌
- こいのぼり
- 赤とんぼ
- 七夕さま
- 雪
- ジングルベル
- みんなでメリークリスマス
- もみの木
- ひいらぎ飾ろう
音楽やビデオ、動画(コンテンツ)を楽しむ
おそらく、多くの方がアレクサで使ってみたいと感じているのが、音楽やビデオ、動画などのコンテンツを楽しむ機能じゃないでしょうか?
事実、アレクサは、「コンテンツ✕音声操作」の組み合わせで、いろんな楽しみ方や、便利な使い方ができます。
それぞれ、解説していきましょう。
4.音楽を聴く
アレクサは「〇〇の曲のかけて」のような音声操作で、カンタンに音楽を聴けるのが、大きな魅力。
たとえば、「Amazon Music」「Amazon Music Unlimited」などで音楽を聴く場合は、こんな音声操作が可能ですよ。
※頭に「アレクサ」のかけ声が必要です。
音声指示でできること | 音声操作例 |
アーティストを指定して再生 | 「YOASOBI」の曲を流して |
曲名を指定して再生 | 「アイドル」を流して |
プレイリストを再生 | プレイリスト〇〇を再生して |
シャッフル再生する | 「ヒゲダン(official髭男dism)」の曲をシャッフル再生して |
気分に合った曲を流す | 「リラックスする曲」を流して |
音楽を止める | 「止めて」 |
次、前の曲へ移動 | 「次」「前」 |
リピート再生 | 「リピート再生して」 |
音量の調整 | 「音量下げて」「音量上げて」 |
曲名やアーティスト名を聴く | 「この曲のタイトルは?」 |
アレクサで音楽を聴く方法は、大きく分けると、次の2つがあります。
- 定額音楽配信サービスで音楽を流す
- スマホ内の音楽をAmazon Echoで流す
それぞれ、ご紹介していきましょう。
1.定額音楽配信サービスで音楽を流す
最もスタンダードな音楽の聴き方が、定額配信サービスを使う方法。
Amazon Echoが対応している、代表的な定額音楽配信サービスは、以下のとおり。
- Amazon Music
- Amazon Music Unlimited
- Spotify
- Apple Music
- dヒッツ
- うたパス
- AWA
多くの音楽配信サービスに対応していますが、最もオススメなのは、「Amazon Music」ですね。
1億曲が聴き放題となっていて、最新のヒット曲からなつかしの名曲まで、大抵の曲を聴くことができます。
かくいう私も使っていますが、Amazon製品との親和性も高くて、音声操作でできることが多いし、様々な機能と連携できたりと活用方法も広がるのが大きなメリットですよ。
2.スマホ内の音楽をAmazon Echoで流す
これはAmazon Echoを、音楽を流すためのスピーカーとして使う方法ですね。
「アレクサで音楽を聴きたい」と思う方の中には、こう考える人もいるんじゃないでしょうか?
スマホに音楽がたくさん入ってるから、それを流したいな…
そんな方は、Amazon EchoとスマホをBluetoothで接続すれば、スマホ内の音楽をAmazon Echoで流すことができます。
しかも驚きなのが、この使い方でも、音声操作で曲送りができるんです。
「アレクサ、次の曲」と言えば、ちゃんと曲を送ってくれます。
もし、手持ちの音楽だけで十分、という方は、「スマホの音楽をAmazon Echoで流す」という使い方も選択肢のひとつですね。
5.動画を観る【映画・ドラマ・アニメ等】
様々な動画コンテンツサービスとの連携ができるのも、アレクサの魅力です。
アレクサの連携で使う方法としては、以下4つの方法があり。
- 「Fire TV Stick」を使ってTVで観る
- 「Fire TV Stick」と「Amazon Echo」でTVを音声操作
- Echo Showの画面で観る
- タブレットで観る
ディスプレイ付きの「Echo Show」で、映画やドラマ、アニメなど観ることもできますが、別売の「Fire TV Stick」を使えば、テレビの大画面で楽しむことが可能。
これに、アレクサと連携すれば、音声だけで操作ができるようになるんです。
「Fire TV Stick」のしくみは、ざっくり言うと、こんな順序で動作します。
- アレクサ(Amazon Echo)に声掛け
- アレクサ(Amazon Echo)が「Fire TV Stick」へ指示を送る
- 「Fire TV Stick」が指示を受け取り、テレビが動作
設定も難しくないので、初心者の方でもすぐに連携して使えますよ。
音声操作は具体的には、こんな操作が可能ですよ。
※頭に「アレクサ」のかけ声が必要です。
音声指示でできること | 音声操作例 |
テレビをつける | 「テレビつけて」 |
タイトルやシーズンを指定して検索 | 「推しの子 エピソード1を開いて」 |
ジャンルで検索 | 「邦画を開いて」 |
再生、停止、一時停止 | 「再生して」 「停止して」「一時停止して」 |
早送り、巻き戻し | 「10分早送り」
「10分巻き戻し」 |
次のエピソードへスキップ | 「次のエピソードを再生して」 |
音量の変更 | 「音量を2上げて」
「音量を下げて」 |
また「Amazon Echo」と「Fire TV Stick」では、Prime Videoの他にも、多くの動画配信サービスと連携しています。
既に他のサービスを使っている場合でも、アレクサの音声操作ができるのは嬉しいトコロですね。
たとえば、「Fire TV Stick」ではこんなサービスも使えます。
Prime Video以外に使える動画配信サービスの一例
- Netflix
- YouTube
- ひかりTV
- Paravi
これはあくまでほんの一部で、他にも使えるサービスはたくさんありますよ。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
6.ラジオ・ポッドキャストを聞く
アレクサでは「ラジオ」や「ポッドキャスト」を聴くことも可能。
ポッドキャスト
ラジオはともかく、ポッドキャストが何か、いまいち”ピン”ときていない方もいると思いますが、一般的にはこんな感じで説明されています。
ポッドキャストとは、インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つであり、オーディオやビデオでのウェブログ(ブログ)として位置づけられている。
引用元:Wikipedia
つまり、ラジオは電波に乗せてリアルタイムに放送しているのに対して、ポッドキャストは、あらかじめ収録している音源が配信されるということ。
ラジオでは早送りや一時停止ができませんが、ポッドキャストではそれができるというワケですね。
のんびり放送を楽しみたい方は「ラジオ」。
効率的に、欲しい情報だけを聴きたい方は「ポッドキャスト」が良いかと。
アレクサで聴けるポッドキャストは、以下のとおり。
- Amazon Musicポッドキャスト
- Appleポッドキャスト
- Spotifyポッドキャスト
ラジオ
アレクサで聞けるラジオ局は、非常に多く、国内から海外、全国区からローカルまで、幅広いラジオチャンネルを聴くことができます。
代表的なラジオ局の一部をご紹介すると、こんなのが聴けますよ。
- NHKラジオニュース(ニュース)
- ながら日経(ニュース)
- FOX News(ニュース)
- BBC World Service(ニュース)
- J-WAVE(音楽)
国内のメジャーなラジオ局は、アレクサに元から搭載されているラジオ機能で聴けますが、スキルを使うことで、より多彩なラジオ番組を楽しむことができます。
特に人気なスキルが以下の2つですね。
「TuneIN」は正確にはスキルじゃなくて、スマホのアレクサアプリから、カンタンな設定をすれば使えるようになるのですが、ややこしくなるので、ここではそこまで解説しないことにします。
7.外部スピーカーへ接続
「Amazon Echo」で音楽を聴いたり、映画を観たりしていると、中にはこんな方もいるでしょう
もっと高音質で聴きたいなぁ…
そんな時は、他のスピーカーに音声出力するのが”ひとつの手”かと。
Amazon Echoの音声を外部出力するには、以下2つの方法があります。
ただ、2024年現在で「3.5mm音声出力端子」が付いているのは「Echo 第4世代」のみとなっているので、実質、音声出力は「Bluetooth」となりますね。
(以前は、Echo DotやEcho Showにも3.5mm入出力ジャックがありました。)
とはいえ、「Bluetooth接続」は特に難しい設定ないですし、ワイヤレスで使えるので便利。
初心者でも手軽に音質向上が見込めますよ。
8.本の朗読【kindle・Audible】
アレクサでは、kindleやAudibleで購入している電子書籍を、朗読してくれる機能もあります。
アプリを入れられる端末(タブレット、スマホ、Amazon Echo等)なら、いつでも、どこでも読書ができる。
プロのナレーターの朗読を、いつでも、どこでも楽しめる
Amazon Primeを利用していれば、kindleの本が無料で約1000冊程用意されています。
読書をする方にはもちろん嬉しいですし、そうでない方でも、手軽に読書を楽しめますよ。
もちろん、朗読も音声操作で指示ができます。
こんな声掛けで本を朗読してくれますよ。
音声指示でできること | 音声操作例 |
本を指定して呼んでもらう | 〇〇の本呼んで |
止める | 止めて |
最初から読んでもらう | 最初から呼んで |
読むスピードを変える | 「ゆっくり読んで」
「はやく読んで」 |
読んでいるところを戻る | ◯◯秒戻して |
音量調整 | 「音量を上げて」
「音量を下げて」 |
地味に「イケてるな」と感じるのが、ちゃんと前回に読んだところから、再開してくれるところ。
これは、スマホやタブレットといった別デバイスで途中まで読んでいた場合も同じで、かなり使いやすいポイントです。
9.デジタルフォトフレーム
これは、ディスプレイ付きAmazon Echo製品に限った使い方ですが、撮影した写真などを、画面でスライドショーのように流すこともできますよ。
Amazon Primeを利用していれば、「Amazon Photos」という、写真を保存できるストレージが用意されているので、ここに写真を保存し、Amazon Echo側で設定をしておけば、お気に入りの「デジタルフォトフレーム」の完成です。
「Echo Show」はインテリアフォトフレームとしても、イイ感じです。
情報収集する
日常生活で、「今日の天気は?」「ニュースをながら聴きしたい」「気になることをサクッと調べたい」といったことは、よくあるんじゃないでしょうか?
そんな時は、アレクサに質問してみましょう。
アレクサはあらゆる情報や知識を網羅しているので、大抵のことは何でも教えてくれます。
アレクサの情報量は数え切れない程に多く、ここで紹介すると長過ぎるので、その一部をご紹介していきますよ。
10.ニュースを聞く
アレクサは、総合ニュースからニッチな情報まで、ニュースコンテンツがとても豊富です。
元々入っているニュースアプリもありますが、ニュース系スキル(アプリ)もたくさんあるので、ご自身の興味に合ったニューススキルを入れておけば、いつでも最新の情報を聴くことができて便利です。
ニュース系スキルは、たとえばこんなものがあります。
ニュース系スキルの例
海外のニュースチャンネルにも対応しているので、英語の勉強など、他の使い方もできそうですよね。
無料で使えて、ながら聴きができるので、忙しい人にも嬉しいコンテンツです。
11.天気予報・災害情報を聞く
おそらくほとんどの方が、日常的に確認するであろう天気予報も、もちろんあります。
たとえば、こんな情報を教えてくれますよ。
教えてくれる天気予報の例
- 登録された地域の今日の天気予報
- 最高気温と最低気温予想
- 発令されている警報、注意報
- 他の地域の天気予報
- 明日、今週、曜日指定の天気予報
他にも、災害・防災情報にも対応していて、地震や台風についての情報も聞くことができます。
Amazonアレクサに元から入っている天気予報だけでも十分なんですが、他にも多数のスキルがありますよ。
好みによって使い分けるのも良いですね。
天気予報・災害情報系のスキルの例
- Yahoo天気・災害
- ウェザーニュース
- 災害情報(東京海上日動保険系)
- 防災情報
天気予報を聞くのは、朝の忙しい時間などが多いでしょうから、支度をしながら、「今日の天気を教えて」の声掛けだけで教えてもらえるのは、かなり便利な機能です。
12.交通情報を教えてもらう
公共交通機関で通勤、通学する方に役立つのが、交通情報を教えてくれる機能でしょう。
というのも。アレクサは交通情報スキルも充実しています。
たとえば、こんなスキルがあります。
公共交通機関の情報系スキルの例
- Yahoo路線
- NAVITIME-乗換経路・運行情報
- 運行情報by駅すぱあと
- 次のバス(NAVITIME系)
- ANA
これらのスキルを使って、こんな使い方ができますよ。
- 電車の運休・遅延情報
- 電車の乗り換え案内
- 行先への経路案内
- 次に出発するバスの時間
- 飛行機の運行状況
- 指定の時間で飛行機の出発便と時刻の案内
事前に、自分の使う路線を登録しておけば、声掛けだけで、登録している交通機関の情報を教えてくれて、日常的に使える機能ですよ。
13.調べごと【辞書・雑学・計算】
アレクサはちょっとした調べものにも答えてくれます。
正直、「え!そんなことまで知ってるの?」というくらい”もの知り”ですよ。
たとえば、こんな質問に答えてくれます。
アレクサが答えてくれる調べごとの例
カテゴリ | 質問方法 |
辞書 | 「起承転結」とは何? |
「確信犯」の意味は? | |
「目には目を」の意味は? | |
雑学 | 太陽の直径は? |
世界で一番軽い哺乳類は? | |
ビタミンEが摂れる食べ物は? | |
計算 | 5×15は? |
1500¥の70パーセントは? | |
√5は? |
調べごとに関しては、わりと何でも答えてくれる印象。
広辞苑に載っているような情報など、一般的な質問なら、たいてい答えてくれます。
「そういえば、あれ何だっけ?」とか「今すぐ知りたい」という時に質問すれば、手軽な検索手段になります。
14.スポーツニュースを聞く
アレクサでは、スポーツに関する情報に絞って聞くこともできます。
こちらも、アレクサに元から入っているデフォルト機能と、スキルを使った機能の2つがありますよ。
スポーツニュースのデフォルト機能
アレクサアプリでスポーツチームを選択できる機能があり、ここで自分の好きなチームをピックアップしておくことで、優先的に試合予定や結果を聞けるようになります。
ただ、選択できるのは、「メジャースポーツのみ」となっているので、それ以外の競技でニュースを聞くなら、スキルを使った方が良さそうですね。
チームや選手を選択できるスポーツジャンルの一例は、こちらのとおり。
チームや選手を登録設定できる競技
- 国内プロ野球
- メジャーリーグ
- Jリーグ(国内サッカー)
- 海外サッカーリーグ
- 大相撲
- NBA(アメリカプロバスケットボール)
また、聞けるニュース情報としてはこんなものがあります。
- 試合日程
- 試合結果
- 大会結果
スポーツ観戦が趣味の方や、ファンのチームがあって、「情報を逃したくない」といった方には便利な機能ですね。
15.金融情報を教えてもらう
アレクサでは、金融関係の情報を聞くこともできますよ。
アレクサのオリジナル機能でも、スキルをダウンロードして使うことも可能です。
スキルとしてはこんなものがありますよ。
確認できる情報としては、こんなものがありますね。
- 株価情報
- 商品価格
- 外国為替レート
- 企業情報
- 仮想通貨の価格
投資や経済に興味がある人や、通貨レートが関係する仕事をしている方などは、手軽な情報収集手段として使えますね。
16.映画の上映情報を聞く
こちらは正直、「あまり使う機会は少ないかな?」と思いますが、映画の上映情報も確認することができます。
教えてくれる情報としてはこちら。
- 上映中の映画を読み上げる
- 周辺の映画館の映画上映時間を教えてくれる
生活に役立つ
アレクサには、日常使える、便利な機能がたくさんあります。
ここでは、そんな生活に役立つ機能についてご紹介していきますよ。
17.定形アクション
「Amazon Echo」には「定型アクション」という機能があります。
これを使えば「一連の動作」を「一声」もしくは「自動」で実行できます。
事前に「きっかけの言葉」と「実行すること」を設定しておくことで、たとえばこんなことができるんです。
- 「おはよう」の声掛けで、「照明ON」「今日の天気予報」「今日のニュース」「路線情報」が連続実行
- 「いってきます」の声掛けで「照明OFF」「テレビOFF」「エアコンOFF」を連続実行
さらに、本記事の「38項」にて解説している「センサー」を使えば、「センサーが反応したら決められた機能を自動実行する」なんて使い方もできます。
定形アクションは、この記事でご紹介している様々な機能を組み込むことができますよ。
定形アクションに入れられる機能は、たとえばこんなところ。
- アレクサが挨拶(「おはようございます」など)
- 家電の自動操作
- 今日のニュース
- カレンダーの予定読み上げ
- 設定した音楽が自動で流れる
- 天気予報の読み上げ
定型アクションで「できること」や「活用方法」については、こちらの記事を参考にしてみてください。
18.日付や時間を確認する
アレクサ日は日付や時間、曜日などを教えてくれます。
連休なんかだと、日付や曜日の感覚が狂ってきて「あれ?今日何日だったかな?」ってことありませんか?
私はよくあります…そんな時には。
アレクサ、今日は何日?
今日は◯月◯日◯曜日です。
こんな感じで答えてくれますよ。
「手が離せない」「カレンダーが見れない」「スマホがない」なんて時に便利です。
19.ToDoリスト
Amazon Echoには、todo機能が充実しています。
アレクサには元から「リスト」という機能があります。
使い方は至ってシンプル。
Amazon Echoに直接話しかけても良いし、スマホのアレクサアプリから管理することもできますよ。
こちらはスマホのアレクサアプリでの表示です。
これでもかなり使えるのですが、スキル(アプリ)を使と、より細かい管理も可能です。
たとえば、こんなスキルですね。
オススメのtodo系スキル
「Todoist」や「Any.do」は、元々スマホアプリとして有名です。
細かい設定も可能で、todoリストを普段から使いこなしている人なら、こういったスキルを活用するのも良いですね。
20.スケジュール管理をする
スケジュールをアプリで管理している人も多いんじゃないでしょうか?
そういう私も、Googleカレンダーを愛用している一人なのですが、アレクサでは、各種カレンダーアプリと連携することも可能です。
連携できるアプリはこちら。
- Googleカレンダー
- G Suite
- iPhoneカレンダー
- Office365
- Outlook
- Microsoft Exchange
有名どころなら、ほとんどのカレンダーアプリと連携できちゃいます。
そして、連携してアレクサでできることは、こんなところ。
- 今日や明日の予定を読み上げてもらう
- 声掛けで予定を追加する
アレクサでカレンダー連携をしておけば、「朝一番に今日の予定を聞く」だとか、「思いついた時に予定を入れる」といった使い方もできるので、予定忘れの防止にもなりますね。
21.アラーム、タイマーを使う
「アラーム」「タイマー」の機能も、自宅で日常的に使える機能ですね。
すべて、「アレクサへの音声操作」「スマホアプリでの設定」、両方に対応しているので、お好みで使うと良いでしょう。
それぞれ、どんな機能があるのかを、箇条書きにしていきます。
アラーム
「設定した時間にアラームが鳴る」という、あたり前すぎる機能はもちろん、アレクサなら、こんな使い方もあります。
アレクサの便利なアラーム機能
- アラームで鳴らす音を好きな曲に設定できる
- 「毎日」「毎週」など繰り返し設定ができる
- 設定したアラームを確認できる
- アラームの音量を調整できる
- 音声操作でアラームを解除する
- 音声操作でアラームを止める
- 音声操作でアラームをスヌーズにする
アラーム機能は、「目覚まし時計」として使う以外にも、「忘れたくない用事」や「在宅ワークのチャイム」としても使えますね。
タイマー
タイマー機能でできることとしては、こんなところです。
アレクサの便利なタイマー機能
- 音声操作でタイマーを設定
- アレクサが時間になったら終了時間を知らせる
- 複数のタイマーをセットできる
- 音声操作でアラームのキャンセルができる
- 一時停止・再開ができる
- 残り時間を確認できる
- タイマーの表示ができる(ディスプレイ付きモデルのみ)
- タイマーの音量を変更できる
タイマー機能は、こんな使い方ができるんじゃないでしょうか?
- 料理中に音声操作でタイマー設定
- 勉強の制限時間を設定
特に料理中は、手が汚れている時に音声だけで操作できるのが良いポイントですね。
22.リマインダー機能
リマインダーとは、「忘れてはいけない予定」を思い出す機能になります。
設定した時刻になったら知らせてくれるので、予定管理に役立ちますね。
ただ、アラームやカレンダーとも機能が似ているので、どれを使うかは好みで良いかな?とも思います。
アレクサのリマインダー機能では、こんなことができますよ。
アレクサのリマインダー機能
- 音声操作でリマインダー設定
- 音声操作でリマインダー設定を確認できる
- 音声操作でリマインダーを削除できる
- スマホアプリでどこでも設定できる
- 予定の名前を登録できる
リマインダーでは予定の名前を登録できるので、時間になると、たとえばこんな感じで知らせてくれます。
「美容室へ行く時間」のリマインダーです
時間になって音が鳴っても、何の用事かわからないと困りますから、「登録した用事名」を言ってくれるのは助かります。
音声操作で設定しておけるのも、お手軽ですよね。
23.ゴミ出しの日を教えてもらう
日本はごみの分別も多いので、なにげに忘れがちなところですよね。
そんな時に役立つのが、「今日のゴミ出し」というスキルです。
たとえば、こんな使い方ができますよ。
今日のゴミ出しでできること
- 事前に、ゴミの種類や捨てる「日にち」「曜日」「隔週」など設定
- ゴミの種類が直近でいつ捨てられるか聞ける
- 「今日」「明日」「曜日」などを指定して何のゴミの日か教えてもらう
- 設定しているゴミ出し予定を確認できる
- 定型アクションで、決まった時刻に今日のゴミを教えてくれる
定型アクション機能を組み合わせると、こちらから聞かなくても、「設定した時刻になると勝手にアレクサが教えてくれる」なんてこともできます。
これで、「ゴミの出し忘れがなくなる?」かもしれません。
24.学校のチャイムを鳴らせる
最近はコロナウイルスの影響で、大人も子供も、生活リズムを崩しがちですよね。
そんな場合は、アレクサに学校のチャイムを鳴らしてもらうのもひとつの手です。
たとえば、こんな使い方ができますね。
- 子供の勉強時間
- 掃除の時間
- 在宅勤務中のチャイムとして
こちらも、定型アクションで設定しておけば、指定した時間になると、自動でアレクサがチャイムを鳴らしてくれるので、まさに学校のチャイムと同じ感覚で使うことができます。
チャイムなら、みなさん子供の頃から聴いているので、反射的に時間の合図だとわかりますよね。
もしかすると、一番効果のある時間管理ツールかもしれません。
25.お知らせ機能【プッシュ通知】
通知がある時は、Amazon Echoのライトが、”黄色に光る”ことで知らせてくれます。
たとえば、こんな時に通知してくれますよ。
- Amazonで購入した商品の配達予定日や配達済みの通知
- Amazonでお気に入り商品がセールをしている時
- Yahoo天気・災害スキルで警報などがある時
- JR東日本列車運行情報スキルで登録した路線に遅延や運休がある時
通知内容を確認したい時は…
アレクサ、通知は?
通知が◯件あります
と言った後、通知内容を読み上げてくれます。
通知が来るたびに、勝手に話しだすワケではないので、”やかましさ”を感じることもありませんよ。
もし通知が必要ないなら、スマホのアレクサアプリでオフにすることも可能です。
「Amazonの商品名だけ読み上げOFF」のような細かい設定もできるので、「家族に商品名まで聞かれたくない」なんて方は、設定しておくと良いかもしれません。
26.料理レシピを調べる
料理をする方なら、便利に使えるのが「クックパッド」のスキル。
特に、ディスプレイ付きのAmazon Echoなら、画面でもレシピを表示してくれるので、より使いやすいかと。
できることとしては、こんな機能がありますよ。
クックパッドの機能例
- 食材から料理レシピを検索
- 料理名からレシピを検索
- 季節の料理を提案してくれる
- Myフォルダや過去に閲覧履歴のあるレシピ(スマホアプリと連携)
- レシピを読み上げ
- 調理手順や調味料の分量を読み上げ
- タイマー機能
汚れた手のままでも音声操作が可能なので、料理にはうってつけの機能と言えますね。
アレクサがあれば、料理もしやすい。
27.Amazonショッピング
アレクサで、Amazonでの買い物も可能です。
ただ残念ながら、商品の検索に関しては、スマホの方が調べやすいのが事実ですね。
現状では、音声操作だけで細かい条件や、商品名を指定したりするのは難しいかと。
一方で消耗品のような、頻繁に買うものであれば、アレクサに注文するのが便利。
というのも、過去に購入したものは、優先的に検索結果に出してくれます。
たとえば、一度注文したことのある電池なら、次からは、「電池を注文して」の一言で、前回購入したものと、同じものを提案してくれますよ。
また子供などが、間違えて注文してしまうのを防ぐために、「4桁の確認コード」を設定できます。
28.翻訳してもらう
アレクサは日本語から、44ヶ国語の言語に翻訳することが可能。
代表的な対応言語はこちら。
- 英語
- 中国語
- 韓国語
- ドイツ語
- フランス語
- イタリア語
- スペイン語
- ロシア語
- アラビア語
- タイ語
- ベトナム語
ただし、外国語から日本語には翻訳できないので、使い方は「リスニングメイン」といったところでしょうか。
29.英語の勉強をする
アレクサは英語を勉強するためのスキルがたくさんあります。
その中でも評価が高いスキルを、カテゴリごとにピックアップすると、こんなところ。
英単語
リスニング
英会話
英語学習に興味がある人は、一度使ってみる価値アリです。
わりと、本格的な英語学習ができるスキルが多いですよ。
30.日本語と英語両方で使う【マルチリンガル】
英語を勉強している人は、こう思う方も多いはず…
英語圏の外国人と実際に会話をしたいな…
こんな要望に答えてくれるのが、アレクサの「マルチリンガルモード」。
これは、アレクサに日本語で話しかければ、日本語で。
英語で話しかければ、英語で答えてくれる機能です。
マルチリンガルモードに設定を変えたい時は、こう話しかけるだけ。
アレクサ、日本語と英語で話して
アレクサは、英語の発音が悪いと聞き取ってくれないので、まさにネイティブの方と会話するよう。
英語の実践会話練習にもなりますよ。
31.周辺施設の検索
アレクサで自宅を登録しておけば、周辺施設を検索することができます。
とはいえ正直なところ、周辺検索ならスマホでのネット検索や、グーグルマップ検索が便利すぎるので、あまり出番はないかもしれませんが…。
でも、声掛けするだけで教えてもらえるので、「とりあえず検索してみる」という場合なら、使ってみる価値があるかもしれませんね。
たとえば、こんな検索ができますよ。
- 周辺のお店やレストランを聞く
- 人気のお店やレストランを聞く
- お店の名前から住所を聞く
- お店の名前から電話番号を聞く
- お店の名前から営業時間を聞く
32.タクシーを呼ぶ
「JapanTaxi」のスキルを使って、タクシーを呼ぶことができます。
事前に「タクシーを呼ぶ場所」「支払い方法」を登録しておけば、以下のカンタンな呼びかけで、タクシーを呼ぶことができますよ。
アレクサ、JapanTaxiでタクシーを呼んで
ご高齢の方と同居する方や、普段からタクシーを使う機会が多い人は、便利に使える機能ではないでしょうか。
33.お弁当を注文する
お弁当も、アレクサで注文することができます。
各飲食店のスキルから注文することができて、使えるスキルにはこんなものがあります。
まだ対応している飲食店は少ない印象なので、正直、使う機会は少ないかもしれませんね。
ただ、毎回注文する商品が決まっている場合は、「前回の注文をして」というカンタンな声掛けだけで、注文ができますから、よく同じメニューを注文する方には向いてる機能じゃないでしょうか?
コロナで飲食店での食事は難しかったりもするので、もしも、よく注文しているメニューがあるなら、活用すると便利じゃないでしょうか?
34.口座残高を聞く
一部の銀行ではありますが、銀行口座スキルを使うことで、残高や明細を聴くことができます。
たとえば、以下の銀行がアレクサスキルを提供しています。
当然、アレクサに確認する際には、パスワードを聞かれますから、誰でも口座残高を聴けるワケじゃありませんよ。
ただ残念なことに、当初は「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」などのメガ銀行も、アレクサスキルを提供していましたが、次々にサービスが終了しているのが現状。
つまり、「あまり使う人がいない」ということかもしれませんね。
紹介しておいてなんですが、今後もサービスが継続されるか、カタチを変えて再提供されるか、など未知数なところもありますので、正直、今は「使わなくても良いかな?」という印象です。
アレクサで遊ぶ
アレクサは色んな遊びも知っています。
ヒマな時に使ってみたり、子供がいる方は子供と楽しんだり、大人から子供まで楽しめますよ。
35.カラオケをする
アレクサには、「JOYSOUND」からカラオケのスキルが提供されています。
無料でも使えますが、曲数はあまり多くは無いですね。
もしガッツリ使いたい方は、有料版を使用した方が良さそうです。
歌詞を表示しないといけないので、ディスプレイ付きAmazon Echoである必要がありますね。
36.ゲームをする
アレクサでできるゲームは数え切れない程にあり、ここでは、その一部をご紹介しましょう。
元々、アレクサに搭載されているゲームから、スキルで遊べるゲームまであり。
ほとんどのゲームは無料でできますが、わりと単純なゲームが多いので、ちょっとした暇つぶしや、脳トレ、子供と遊ぶとき、なんかに使える感じですね。
こちらも、「アレクサ、〇〇して」と言えば遊んでくれますよ。
アレクサでできる単純ゲーム
ゲーム | 内容 |
じゃんけん | アレクサと「じゃんけん」できる |
あっち向いてホイ | アレクサと「あっち向いてホイ」ができる |
なぞなぞ | アレクサがクイズを出してくれる |
ピカチュウトーク | 話しかけるとピカチュウが答えてくれる |
◯✕クイズ | ◯✕クイズを出題 |
しりとり | アレクサとしりとりできる |
アタック25 | 有名テレビ番組で使われたクイズを出題 |
ニッセイ脳トレ | 有名医師監修による脳トレを出題 |
あなたの吉田くん | 鷹の爪団の吉田くんとの会話や、歌も歌ってくれる |
有馬楓花トーク | 有馬温泉美少女キャラ、有馬楓花とお話できる |
駅しりとり | 駅すぱあと提供。日本国内の駅でしりとりゲーム |
ゾンビの街-謎解きホラーゲーム | ゾンビの街に取り残された少年を、電話越しにナビゲートして救出 |
37.写真を撮る
ディスプレイ付きのAmazon Echoには、カメラが搭載されており、写真撮影が可能です。
ただ正直、スマホのカメラが優秀すぎるので、あまり使う機会はないかもしれませんね。
撮影した写真を、そのまま「Amazon Photo」に保存できるので、思い立った時に、「写真やメモなどを撮っておきたい」という使い方はアリかもしれません。
アレクサで家中管理(スマートホーム)
アレクサで、家電やスマートデバイスと連携して使いたいなぁ
たぶん、家電などとアレクサを連携して使ってみたい方は多いハズ。
アレクサなら、音声で操作するのはもちろん、定型アクションを組合せたりすることで、スマートホーム化することもできちゃいます。
ここでは、スマートホーム機能について解説していきますよ。
38.アレクサと家電を連携
アレクサと家電を連携することで、声掛けするだけで、家電の操作が可能となります。
連携できる、代表的な家電としては、こういった製品。
- 照明
- エアコン
- テレビ
- 加湿器
- ロボット掃除機
もちろん、この他にもたくさんの連携できる家電があります。
というか、家電にとどまらず、カーテンや、自宅のドアキーなども、音声操作ができるようになっていますよ。
アレクサと家電を連携すると、音声操作で、こんなことができるようになります。
- 照明のON/OFF
- 照明の調光
- エアコンをON/OFF
- エアコンを冷房/暖房に切り替える
- エアコンの設定温度を指示
ただ、中にはこう感じる方もいるはず。
でも、ウチにはアレクサ対応の家電はないな…
でもご安心あれ。
アレクサ対応家電でなくても、連携は全く問題なしです。
こんな時は、スマートリモコンを使えば、アレクサ対応家電でくても、赤外線リモコンを使用する家電なら、たいていの製品と連携ができます。
仕組みをざっくり説明すると、こんな感じ。
スマートリモコンの動作のしくみ
- 音声指示をAmazon Echoが受け取る
- Amazon Echoがスマートリモコンに指示する
- スマートリモコンが家電のリモコンを操作する
さらに、スマートリモコンには、音声での家電操作の他にも、こんな「便利すぎる機能」があります。
- センサー機能(次で解説します)
- 外出先からでも家電を操作
- エリアに入る(出る)と自動で家電がON/OFF【GPS機能】
スマートリモコンを別途購入する必要はありますが、最近では4000円程で、十分使えるスマートリモコンが販売されています。
スマートリモコンの中でも、圧倒的に性能や品質が高く、ユーザーも多くてオススメなのが、こちらの2製品。
アレクサ対応家電を全て揃えようと思うと、けっこうな金額になりますが、スマートリモコンが一台あれば、まとめて連携が可能になるので、”超”が付くほど便利ですよ。
39.センサー機能で自動制御【センサー機能】
センサーとは、「温度」「湿度」「照度」「人感」に反応する機能のこと。
これらのセンサーがあれば、こんな使い方ができます。
- 設定の温度より室温が上がった(下がった)時にエアコンをON
- 設定した湿度より上がった(下がった)時に加湿器をON/OFF
- 周囲が暗くなってきたら自動で照明ON
- 人が通ったのを感知したら、自動で照明ON
2024年現在、こちらの製品にセンサー機能が搭載されていますよ。
製品名 | モーションセンサー | 温度センサー |
Echo Dot 第5世代 | 有 | 有 |
Echo Dot 第5世代 時計付き | 有 | 有 |
Echo 第4世代 | 有 | 有 |
Echo Show 5 第3世代 | 有 | 無 |
Echo Show 8 第2世代 | 有 | 無 |
Echo Show 10 第3世代 | 有 | 無 |
Echo Show 15 | 有 | 無 |
Echo Hub 第1世代 | 有 | 無 |
ただしご覧のとおり、Amazon Echoに搭載されているセンサーは「モーションセンサー」「温度センサー」の2つのみ。
「湿度」や「照度」のセンサーは付いていません。
正直これだけでも便利ですが、「スマートリモコン」があれば更にセンサー機能が充実します。
スマートリモコンには、各種センサーのいづれか、もしくは全てが搭載されている製品があります。
この豊富なセンサー機能を利用すれば、たとえばこんな使い方ができますよ。
- 指定した温度になったらエアコンON/OFF
- 人が居る時だけライトON
- 窓際が暗くなってきたら自動でカーテンが閉まる
センサー付きのスマートリモコンは、こちらの製品が定番ですのでご参考に。
定番スマートリモコン
温度センサーのみ:Nature Remo mini
4種のセンサー搭載(温度・湿度・照度・人感):Nature Remo_第2世代
Amazon Echoの複数活用
アレクサには、複数のAmazon Echoがあってこそ、活用できる機能もあります。
40.通話ができる
アレクサには全機種で通話機能があり、ディスプレイ付きならビデオ通話も可能となっています。
通話できる環境は、以下、3つのシーン。
- 自宅の複数のAmazon Echoどうしで通話
- Amazon Echoとスマホで通話
- 遠方のAmazon Echoと通話
音声操作で、「〇〇に電話して」の声掛けだけで電話がかけられるので、完全ハンズフリーで電話ができちゃいます。
自宅の中でなら、内線代わりに使えますし、遠方の親や友人などがAmazon Echoをもっていれば、Amazon Echoどうしで通話が可能です。
41.監視カメラになる
先にご紹介した、「通話機能」とは別に、アレクサには「呼びかけ」という機能があります。
Amazon Echoならどの製品でも使える機能ですが、ディスプレイ付きのAmazon Echoなら、監視カメラとしても使えます。
というのも、「呼びかけ」だと相手が応答せずとも、接続先のAmazon Echoの映像を観ることができ、声掛けをすることもできます。
外出先からスマホで、自宅のAmazon Echoに接続することもできるので、監視カメラ代わりになるというワケですね。
たとえば、こんな使い方ができるでしょう。
- 別の部屋の様子を確認
- 外出先から自宅のペットの様子を確認
- 外出先からエアコンの消し忘れなど、自宅の様子を確認
- 外出先から同居している高齢の親の様子を確認
この「呼びかけ」機能は、アレクサ操作が難しいであろう、高齢の方や小さな子ども相手であれば、介護や補助に使えたりします。
理由は、相手が応答の方法がわからなくとも、勝手に通話が始められるし、相手の体調などもこちらから様子が確認できるからですね。
ただここまで聞くと、同居している家族などは、こう感じるかもしれません。
便利だけど、勝手に観られるのはイヤだわ
そんな場合は、Amazon Echoのカメラ部分に「目隠しスライド」があるので、これでカメラをふさいでおけばプライバシーも安心です。
用途に合わせて使い分けると、より便利に使えますよ。
42.メッセージが送れる
自宅内の複数のAmazon Echoどうしはもちろん、遠く離れた連絡先のAmazon Echoにもメッセージを送ることができます。
ただ、メールやLINEがありますから、正直あまり使う機会は無いかもしれませんね。
43.メッセージを残せる
アレクサはメッセージを送る以外にも、「メッセージを残しておく」ことができます。
いくつか伝言系スキルはありますが、オススメは「伝言のルージュ」というスキル。
なんとも、某映画のタイトルみたいですが、機能はシンプルで一番使いやすい。
こちらのスキルはこんなシーンで使えるかと。
- 遅くに帰宅する夫への伝言
- つい忘れがちな伝言を残しておく
- 家族の記念日に参加できない
こちらのスキルは、残しておけるメッセージが一件だけなので、細かい機能はありませんが、その分音声操作での設定もカンタンで、手軽に使えるのが良いポイントです。
アレクサ応用編
こちらは、ヘビーユーザー向けの情報ですが、さらにアレクサを活用してみたいという方は、挑戦してみては?
44.声で人を識別する
アレクサには「音声プロフィール」という機能があります。
事前にアレクサアプリで「音声」と「プロフィール」を登録することで、”声音から誰なのか”を認識してその人に合った情報を提供してくれるスグれもの。
たとえばこんな使い方ができますよ。
- 「Amazon Music Unlimited」で自分に合った音楽を流してくれる
- 自分のカレンダーの予定のみ読み上げてくれる
- フラッシュニュースで自分が好きなニュースメディアを読み上げてくれる
「家族で使う」など複数人で使う場合でよくあるのが、「他の人のカレンダーまで読み上げてしまう」「それ私の好きな曲じゃない」なんてケースかと。
こういった時に、「音声プロフィール」を登録しておけば、それぞれに最適化させて使うことができますよ。
45.IFTTTで外部サービスと連携
まず「IFTTT」とはなんぞや?となる方も多いでしょう。
読み方は「イフト」と呼び、「If This Then That」の頭文字を取ったものです。
この英語が表すとおり、「もしこれをしたら、そのときはあれをする」といった連携ができるワケなんですが、これだけではよくわかりませんね。
この機能を使うと、他のサービスやアプリと連携することができるんですが、たとえば、こんなことができますよ。
- todoリストに追加されたら、自動的にGoogleカレンダーにも追加される
- Amazon Musicの曲が再生されたら、自動でGoogleスプレッドシートへ、「再生した日付」「曲名」「歌手名」が記入される
- 指定のフレーズを言うと、自動でgmailが届く(在宅確認)
こんな感じで、IFTTTは数多くのサービスと連携することができるのです。
連携できるサービスには、こんなものがありますよ。
- Google Drive
- Google カレンダー
- Googleスプレッドシート
- Dropbox
- SMSメール
設定が英語であったり、機能や動作の理解が必要なので、初心者にはちょっと難しいかもしれません。
でも、アレクサを使い倒したい方には、楽しい機能じゃないでしょうか?
まとめ:アレクサは日々進化している
アレクサでできることについて、長々とご紹介してみました。
いきなり全てを使うのは難しいでしょうから、使いたい機能から順番にトライしてみてはどうでしょう?
アレクサは、使いやすさの改善や、新機能の追加など、日々進化しています。
この記事でも、新しい情報をご紹介しつつ、使い方などを詳しく解説していく予定ですので、参考にしていただければと思います。
それでは、今回はここまでとします。