アレクサを使ってみたいんだけど、必要なものは何だろう?
準備するものを教えて欲しいな。
今回はこんなギモンにお答えしていきます。
「アレクサに興味が湧いてきて、使ってみたい」と思っても、「何を用意すれば使えるのか?」とギモンな方もいるかもしれません。
そもそも、「アレクサとは何なのか?」がわからない方もいるかもしれませんね。
簡単に言うと、Amazon Echoというスマートスピーカーの製品があり、その中にいるAI(人工知能)の名前がアレクサということです。
このあたりの話は、以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしみてください。
この記事では、「アレクサを使うのに必要なもの」を、リスト形式で、初心者にもわかりやすく解説していきます。
本記事の内容
- 【必須】アレクサを使うのに必要なものリスト「最低4つある」
- 【あると便利】アレクサの機能を活かすために必要なものリスト
- 【スマートホーム化】アレクサ生活をフルに活用するために必要なものリスト
それではいきましょう。
【必須】アレクサを使うのに必要なものリスト【4つある】
まず、アレクサをはじめるために、必須で必要なのが、以下の4つ。
- インターネット環境
- wifi環境
- Amazon Echo(スマートスピーカー)
- スマホかタブレット
とりあえずこれだけあれば、アレクサを使いはじめることができます。
順番に解説していきましょう。
1.インターネット環境
まずはインターネットを使える環境が必要ですが、アレクサを使いたい場合は、「ネット使い放題」である方が無難です。
これは絶対ではないのですが、ほぼ必須と言って良いはず。
なぜなら、アレクサは日常的によく使うものだからです。
たとえば、その一例がこちらのとおり。
- 音楽をよく聴く(音楽配信サービス)
- アレクサと会話をする
- スキル(アプリ)を使う
- スケジュールや予定を教えてもらう
- テレビを操作する
- 家電を操作する
- テレビ電話をする
とにかくできることが多いので日常的に使うし、だからこそ便利なワケですね。
もし通信容量の上限があったなら、常に通信量を気にすることになるので、かなり使いづらくなることは間違いないでしょう。
使い放題のインターネット回線の選択肢としては、「光回線」か「ポケットwifi」の2択と言えます。
2.wifi環境
インターネット環境があっても、wifi環境(無線LAN)が無ければアレクサは使えません。
既にwifi環境があるのであれば問題無いのですが、無い場合は、無線LANを購入する必要があります。
wifi環境があればアレクサに限らず、自宅のスマホやタブレット、ゲーム機からテレビまでインターネットに無線接続できるので、利用しない手はないでしょう。
こちらも、選ぶのに迷いがちな所かと思いますから、無線LAN機器の選び方と、オススメ製品をご紹介していきますよ。
無線LANの選び方
無線LANには仕様や規格で様々な違いがありますが、選ぶ際の重要ポイントは、こちらの4つになります。
- 通信規格 IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)とIEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)両方に対応
- 周波数帯域 2.4GHz帯、5GHz帯に対応
- 通信方式 IPv6対応
- ワンタッチ接続機能 WPS、AOSS、らくらく無線スタートのいずれかに対応
この条件を満たしている機器なら、初心者でも設定しやすくて、安心、快適に使えるでしょう。
いずれも、商品説明欄や仕様欄に必ず書いてありますので、確認してみてくださいね。
では、各内容について解説しておきましょう。
通信規格
通信規格は通信速度に影響します。
結論としては、以下2つのどちらか、もしくは、両方に対応していれば問題ないかと。
- IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)
- IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)が最新規格なのですが、現状は対応機器も少なく、IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)が最も普及しています。
周波数帯域
周波数帯域は、以下2つに対応している機種を選ぶと良いでしょう。
- 2.4GHz帯
- 5GHz帯
2.4GHz帯では電波干渉に弱く、所外物には強い。
5GHz帯では電波干渉に強く、障害物には弱いといった特徴があります。
両方の周波数帯域に対応している方が、どちらにも対応できて良いというワケ。
通信方式
通信方式はIPv6とIPv4というものがあります。
多くの場合は最新の方式である、IPv6を選ぶのが一番良いんですが、古いインターネット環境を使用している場合、IPv4にしか対応できていない場合もあります。
「ウチはどちらの方式かなんてわからない」という方は、こちらのページにアクセスすれば確認可能。
以下の画面になっていれば、IPv6に対応しているということですよ。
無線LAN選びに迷ったらこの製品
迷うので、初心者でも間違いない無線LANを教えて欲しいな。
そんな方なら、こちらの2製品のどれかを選べば間違いないかと。
なぜなら、初心者でもカンタンに設定できる機能が付いており、機能も充実していながら低価格。
もちろん、先に紹介した規格、仕様に、全て対応していますよ。
1.BUFFALO WSR-1800AX4S
PC周辺機器で有名な「BUFFALO」の製品です。
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)に対応している無線ルーターの中では、低価格を実現しています。
にも関わらず、最新規格に対応し、高速通信。
通信速度を向上させるビームフォーミングや、最適な周波数帯域に自動で切り替わるバンドステアリングに対応するなど、機能が充実しています。
国内でも人気のある製品で、最もコスパに優れている製品と言えるでしょう。
2.ASUS RT-AX1800U
最近では日本でもよく見かける、中国系PCメーカーである「ASUS」の製品です。
こちらも、低価格でありながら、最新規格に対応しています。
セキュリティ機能も搭載しており、スマホ等のWIFI接続におけるセキュリティ対策にもなりますね。
eo光ならモデムと無線LANの一体化が可能
というのも、私もこちらを使用しています
最新規格に対応し、設定も簡単なので、初心者でもカンタンに使えます。
状況に合わせて最適な周波数を自動切り替えする、オートチャネルセレクトモードなど、通信の快適性を向上させる機能も充実していて、ストレスフリー。
105円/月(消費税込み)で使えて、年間合わせても1200円程度です。
無線LANは頻繁に買い換えるものでもないので、eo光を使っている、もしくは導入可能なら、これ一台で、インターネットと無線LANが収まって、スッキリ便利ですよ。
3.Amazon Echo(スマートスピーカー)
今回の主役、アレクサを搭載したスマートスピーカーが「Amazon Echo」です。
「Amazon Echo」の全製品のスペックや特徴については、こちらの記事でわかりやすく一覧にまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
「まずはアレクサを始めたいけれど、悩むな…」と感じるなら、こちらの2製品がおすすめです。
Echo Show 5
はじめて使う人が、「Echo Show 5」が良いと思う最大の理由は、設定がカンタンだから。
通常、ディスプレイのないモデルなら、最初の設定をスマホで行う必要がありますが、Echo Show 5ならディスプレイがあるので、画面で直接設定ができ、初心者でも設定がしやすい。
もちろん、アレクサの機能は全て使えるし、ディスプレイ付きだから、画面で画像や文字を観ながら操作できるのも使いやすいポイント。
一通りの必要機能を備えて、ディスプレイも付いていながら価格も抑えられているので、コスパに優れた製品と言えますよ。
「Echo Show 5」について詳しくは、こちらの記事にて解説していますよ。
Echo Pop
「ディスプレイは無くていいよ」という方なら、「Echo Pop」が、ちょうど良いですね。
ディスプレイが無いこと以外は、Echo Show 5と機能は変わらず、アレクサの機能は全て使えます。
現行のEchoシリーズの中で最も低価格で、気軽にアレクサをはじめたい方に向いていますよ。
4.スマホかタブレット
アレクサを使う上で、スマホ、もしくはタブレットはほぼ必須と言えます。
多くの方は、どちらか所持されていると思うので、問題ないケースがほとんどだと思いますが、”ほぼ必須”と言う理由はこちら。
- 設定や管理はスマホやタブレットで行う
- Amazon Primeサービス(Amazon Music、Prime Videoなど)はスマホでも使える
- 家電との連携をする時にもスマホやタブレットで行う
正確に言えば、パソコンでも設定や管理はできますが、これだとかなりメンドウ。
スマホやタブレットなら気がついた時に、アプリを立ち上げるだけですが、パソコンだと、わざわざ立ち上げるのもメンドウだし、思いついた時、目の前にパソコンがあるというケースは少ないでしょう。
やはり、Amazon Echoの管理は、スマホかタブレットが必須と言えますね。
【あると便利】アレクサの機能を活かすために必要なものリスト
絶対ではないけれど、「あると便利」と言えるのがこの2つ。
正直、この2つがあるのと無いのとでは、「アレクサの機能が全部使えるか、3割くらいしか使えないか」というくらいに、違います。
このため、あえて言うなら“ほぼ必須”と言っても過言ではないのです。
では、それぞれのサービスや製品と、アレクサとどう連携できるのか、について解説していきましょう。
Amazon Prime
結論、アレクサを使うなら、「Amazon Prime」は外せないかと。
というのも、Amazonにはサブスクリプション(以下「サブスク」に省略)サービスがたくさんあるのですが、「Amazon Prime」なら、そのすべてが使えます。
参照元:weblio辞書
月額500円という低価格で、多くのサービスが使い放題になるサブスクです。
これひとつに加入するだけで、豊富なサービスを受けられるばかりか、アレクサで連携できるサービスが多いのが魅力。
Amazon Primeでアレクサと連携して使えるサービス
- Amazon Music:1億曲の楽曲が聴き放題
- Prime Video:4万本を超える、国内外の映画、ドラマ、アニメなどが見放題
- Amazonショッピング:3億5千万種を超える、あらゆる商品を扱うECサイト
- Kindleの朗読:スマホやタブレットで本が読めるkindleが朗読で聴ける
- Prime Photosで写真を表示:Amazonクラウド(写真容量無制限)に保存した写真を表示できる
それぞれのサービスは、アレクサを連携することで、こんな使い方ができますよ
アレクサでの使用例
- Prime Music:アレクサに「〇〇かけて」の声掛けだけで、楽曲を再生
- Prime Video:アレクサに「〇〇を再生して」の声掛けだけで、動画を再生(別途Fire TV Stickが必要)
- Amazonショッピング:アレクサに「〇〇を買って」の声掛けだけで、ネットショッピングができる
- Kindleの朗読:アレクサに「〇〇を読んで」の声掛けだけで、本を朗読
- Prime Photosで写真を表示:アレクサに「写真を見せて」の声掛けだけで、保存写真のスライドショー
もちろん、これはほんの一例です。
Amazon Primeを利用すれば、アレクサでできることが、一気に広がり、毎日の生活をより楽しくしてくれるのは間違いありません。
「Amazon Prime」は、初月は無料で使うことができます。
「どんなサービスなんだろう?」と感じるなら、お試しで使ってみるのも良いかもしれませんね。
Fire TV Stick
「Fire TV Stick」は、テレビのHDMI端子に挿すだけで、Prime Videoがテレビで観られるようになる製品です。
過去10年前後に発売されたテレビでも使えるので、ほとんど全てのテレビで使用することが可能。
これだけでも楽しすぎるのですが、アレクサと連携することで、更に活用方法が広がります。
具体的には、Fire TV StickとAmazon Echo(アレクサ)を連携しておけば、こんなことが可能に…。
Fire TV StickとAmazon Echo(アレクサ)連携でできる一例
- 「アレクサ、テレビつけて(消して)」の声掛けで、テレビの電源を入切できる
- 「アレクサ、音量上げて(下げて)」の声掛けで、テレビの音量調節
- 「アレクサ、〇〇を再生して」の声掛けで、Prime Videoを再生
- 「アレクサ、〇〇を開いて」の声掛けで、Netflixやhulu、Youtube、などを開ける
日常よく使うテレビの操作を、声掛けだけでできるので、「ながら操作」や「手が離せない」という時でも使えて、動画視聴やテレビの楽しみ方が広がります。
【スマートホーム化】アレクサ生活をフル活用するために必要なものリスト
ここまで揃えておけば、アレクサ機能をほとんど使えますが、アレクサのもうひとつの魅力は「家電を音声操作できる」ということ。
アレクサをはじめたい方は、「家電の連携もしたいな」と思う方も、けっこう多いのではないでしょうか?
ここではそんな方向けに、家電と連携するための必要なものをリストアップしていきます。
アレクサは、家電を中心に様々なホーム機器と連携が可能となっており、代表的な連携できる製品はこんなところ。
アレクサと連携できる代表的な家電
- テレビ
- 照明(シーリングライトなど)
- エアコン
- 扇風機
- ロボット掃除機
- 加湿器
基本的にAmazon Echoは全シリーズで、家電との連携が可能。
ただし、これには以下4種類の連携方法があり、対応している機種が異なります。
アレクサと家電を連携する方法
- スマート家電
- スマートリモコン
- スマートプラグ
- スマートスイッチ
詳細については、こちらの記事にて解説していますので、「家電の連携について詳しく知りたいよ」という方はご参考に。
とはいえ、「この全てを調べるのは大変」と感じる方もいることでしょう。
ということで、初心者の方が家電を連携したい場合は、こちらの2つのパターンで判断すると良いでしょう。
家電連携に必要なものパターン2つ
- アレクサ対応家電が”ない”場合
- アレクサ対応家電が”ある”場合
それぞれ解説していきます。
アレクサ対応家電が”ない”場合
「今ある家電で連携したい」という方は、これが一番です。
というのも、スマートリモコンなら、ほとんどの家電(赤外線リモコンを使用する家電)に対応していて、どのAmazon Echo製品でも連携可能です。
はじめてのスマートリモコンなら、Switch Bot Hub Miniがお手軽
必要な機能が一通り揃っており、価格もリーズナブル。
あらゆる赤外線リモコン操作の家電と連携が可能で、「ただいま」の一声であらゆる家電が自動でONさせるような使い方もできます。
設定もカンタンなので、手軽に家電連携ができますよ。
アレクサ対応家電が”ある”場合
アレクサ対応のスマート家電と連携する場合のメリットは、アレクサアプリから直接連携できるので、設定がカンタンなのが良いトコロ。
「アレクサ対応のスマート家電と直接連携したい」と考えている方は、こちらのAmazon Echoを用意しましょう。
アレクサ対応家電と直接連携できるAmazon Echo製品
というのも、スマート家電と直接連携できる機能が搭載されているのは、この3製品のみとなっているためです。
アレクサ対応家電を今から買いたいという場合、種類が多くて選ぶのに迷ってしまうかもしれません。
そこでここでは、特に利用頻度が高いであろう、シーリングライトとエアコンに絞って、価格と機能に優れる製品をご紹介します。
アレクサ対応シーリングライト
照明でおすすめなのが、「SwitchBot」から発売されている、「SwitchBot LEDシーリングライトプロ」という製品。
主な特徴としては、こちらのとおり。
- 6畳、8畳、12畳のラインナップ
- 調光、調色機能付き
- タイマー設定
- スケジュール機能
- 外出先からのスマホアプリで遠隔操作ができる
- SwitchBot機能付き
6畳、8畳、12畳のラインナップがあり、調光、調色機能の他、タイマー設定や外出先からのスマホ操作など、とにかく多機能。
生活リズムに合わせて点灯時間を設定したり、時間帯によって調光設定なども可能です。
外出先から操作ができるので、消し忘れの心配がなくなりますね。
また「Switch Bot Hub Mini」の機能が内蔵されており、他の家電製品のリモコン赤外線センサーを記憶させれば、このライト経由で他の家電を音声操作したり、スマホで操作できたりしちゃいます。
取り付けに関しても、一般家庭の取付け器具のまま、交換するだけなので、設置の手間もありません。
価格は、6畳用なら1万円を切る安さ。なのに寿命は約10年もあります。
圧倒的にコスパに優れる上、5年間保証付きなので、安心して使えますね。
アレクサ対応エアコン
2024年現在、アレクサ対応のエアコンは、有名メーカー各社から発売されています。
ただ正直なところ、性能に大きな違いはないかと。
そんな中で、型落ちですが、三菱電機の霧ヶ峰は価格が安くておすすめ。
現行機とほとんどスペックは変わりませんが、1万円~3万円ほど安く購入できます。
以下のとおり、強いこだわりがなければ、必要十分な性能かと。
- お掃除機能付き
- センサー付き(ムーブアイmirAI)
- 電気代:年間約29000円(他社メーカー比+1000円前後)
【まとめ】とりあえず使ってみたいなら最低4つを用意
- インターネット環境
- wifi環境
- Amazon Echo(スマートスピーカー)
- スマホかタブレット
まずは使ってみて、徐々に色んな機能を試してみるのも、良いかもしれませんね。
アレクサをはじめるのに、少しでもお役に立てば幸いです。